2010年09月24日

サリーの冥福を重ねて祈る

sally03一昨日の夜、妻の実家の雌犬が他界しました。
彼女の名前はサリーといい、生を受けて15年目のことでした。

私は、サリーが近頃トイレや食事が一人でできなくなっていたのを知っていましたので、「この日」が来るのはそう遠くないと思っていました。
でも、かくも早く来るとは思っておらず、いざ訃報を聞くと、激しく動揺しました。
まもなく、母(2004年)父(2006年)も「この日」が思いがけず早く来たのを思い出し、動揺は収まっていきましたが、代わりに悲しみや遺憾がこみ上げてきました。

なぜ、近親者の死は、人をかくも滅入らせるのでしょう。
このふと思いついた疑問に対し、私は三つの答えを考えました。  続きを読む
Posted by masterhori at 18:45Comments(0)TrackBack(0)

2010年09月03日

公式戦に復帰なさった林葉直子さんのご決断に感心、感動するの巻

少し時間が経ってしまいましたが、ブログに書いておきたいことがあります。
それは、アマチュアとしてではありますが、7月末に、林葉直子さん公式戦に復帰なさった件です。

将棋の林葉さん復帰戦敗れる 15年ぶりにプロ棋戦出場

将棋の人気女流棋士として活躍した林葉直子さん(42)が28日、東京都内で行われた日本女子プロ将棋協会(LPSA)の公認棋戦「日レスインビテーションカップ」で15年ぶりにプロ棋戦に出場したが、中倉彰子女流初段(33)に敗れ、復帰戦を飾れなかった。

先手番となった林葉さんは最新形の石田流三間飛車戦法を選択。序盤はペースを握っていたが、中盤に簡単な受けの手を逃し、白星が遠のいた。久しぶりの対局を終えた林葉さんは「王手もできず、ミスも多く残念。しかし、楽しかった」とほっとした様子も。本格的に復帰するのかを聞かれると「しばらく考えたい」と明言を避けた。

林葉さんはアマチュアで活躍した後、1980年に女流プロに。女流名人位女流王将などタイトル通算15期の実績を誇っていたが、失踪騒ぎを起こすなど将棋への情熱を失い、95年に日本将棋連盟を退会。今回は主催者特別推薦で参加した。

2010/07/28 17:50 【共同通信】

★↓から転載
http://www.47news.jp/CN/201007/CN2010072801000556.html

林葉さんは、一般的には失踪等のスキャンダルの方がよく知られているかもしれませんが、上記の報道にもあるように、11才でアマ女流名人になり、プロ入り後は女流名人や女流王将といったタイトルを長らく保持しておられた、屈指の強豪女流棋士です。
一連のスキャンダルが無ければ、今も女流棋士のトップクラスに君臨なさっているはずです。

私が本件をブログに書いておきたいと思ったのは、過去の栄光と必至の屈辱を振り払って、自分のオリジンであり、また、レゾンデートル(存在理由)とも言うべき将棋をまた公の場で指された林葉さんのご決断に感心、感動したからです。
もし私が林葉さんだったら、かくなる決断はできなかったに違いありません。  続きを読む
Posted by masterhori at 19:14Comments(0)TrackBack(0)