2010年12月29日

裁判員裁判に参加して抱いた問題意識を備忘録化するの巻

c2534b20.jpg今年、私は、裁判員に選ばれ、裁判員裁判に参加しました。
参加した期間は合計五日で、担当した事件は熟年男性の殺人未遂です。
被告人は被害者を包丁で刺した直後、119番に通報の上、自首をしました。
争点は、中止未遂が成立するか(=死の結果を防止すべく“真剣”な努力を行ったか)、情状酌量が認められるか否かの二点でした。
判決は、検察の懲役四年(実刑)の求刑に対し、懲役三年保護観察付き執行猶予四年となりました。

私は、これまで裁判につゆも興味が無く、裁判員裁判など「他人事」でしかありませんでした。
しかし、今回日本国民の代表として裁判員に選ばれ、裁判員裁判を「自分事」として認識することができました。
ついては、裁判員裁判に関して抱いた問題意識の内、とりわけ強いものを備忘録化したいと思います。
守秘義務により綴れる内容が限られますが、これから裁判員になられる方はもちろん、裁判員裁判/制度の運営や報道に携わっている方のご参考になれば幸いです。


【1】「あるべき日本国民」像が不在/未共有のままダイバーシティを反映/活用して量刑を行うことの危うさ  続きを読む
Posted by masterhori at 13:00Comments(0)TrackBack(0)

2010年12月11日

オリンピック日本競泳代表チームヘッドコーチの鈴木陽二さんの勝負哲学に共感と感銘を覚えるの巻

一昨日、私は、明治大学の「勝負学」という公開講座に参加し、オリンピック日本競泳代表チームヘッドコーチの鈴木陽二さんセントラルスポーツ常務取締役)の講話を拝聴しました。
私は、鈴木大地選手岩崎恭子選手北島康介選手などを金メダルに結びつけてこられた鈴木さんの勝負哲学に、共感と感銘を多々覚えました。

一番共感と感銘を覚えたのは、以下「勝負に勝つ肝は、二位と紙一重でトップになることだ」ということです。  続きを読む
Posted by masterhori at 15:56Comments(0)TrackBack(0)