2016年08月03日

ヘンリック・ステンソンの全英オープン優勝に感動、考えさせられるの巻

先月の17日、スウェーデンのヘンリック・ステンソンが全英オープンを制した。
しかも、メジャーの超常連かつ実績者でもあるフィル・ミケルソンと二人旅の死闘を演じ(3位と大差をつけて)、タイガー・ウッズのコースレコードを破って。


ステンソンは、過去準メジャーは何度か制しているものの、メジャーを制したのは今回が初めてだった。
怪我とスランプ。
周知の通り、これはプロ・アスリートの宿命だ。
ステンソンもご多分に漏れず、この宿命に見舞われ、「どん底」を味わったというが、その傷跡は全くうかがえず終始強かった。

また、解説の青木プロと丸山プロが絶えず感心、賞賛していた通り、今回のステンソンのプレイ、それもとりわけパッティングには「怯み」や「躊躇」、ひいては「迷い」が全くうかがえず、終始安定していた。
「迷い」の無さ。
ステンソンはこの点においてミケルソンを紙一重で凌駕し、そして、勝った。

何がステンソンから「迷い」を奪ったのか。
戸張キャスターと森下アナは各々ミケルソンを「スーパー・ルーザー」、「グッド・ルーザー」と称え、その絶えざるスーパー・プレイと猛チャージを挙げたが、加えて青木は「どん底」の経験と、挙句の「開き直り」の開眼を挙げた。  続きを読む
Posted by masterhori at 06:46Comments(0)TrackBack(0)