2006年09月27日

つけめんTETSU(哲)の汁無しラーメンを食らう&店主のKさんと話し込むの巻

cf14dbc1.JPGつけめんTETSU(哲)が、昨日(9月26日)から、昼に加え、夜の営業を開始した。
店主のKさんが綴った同店の当日のブログ記事には、夜営業を開始するにあたって相応の事前準備をしたものの、今日はお客さまから正価を頂戴するに足るサービス品質を達成できず、ついては、明日から10月1日までの期間を勉強期間とすると共に、そのお詫びとして販売価格を半額に勉強させて欲しい旨が書かれていた。
同店及びKさんのファンである私は、奮闘しているKさんにひと目でも会えたらと思い、ブログ記事を読み終えた早朝6時に、今晩夜営業へ行くことを意思決定した。
仕事を終えるのが遅くなり、つけめんTETSUに着いた時には20時半を回っていた。
私は、麺が無くなるラストから数えて4番目のお客となり、店の前に並んだ。

並び始めて一時間を越えた頃、私は店内へ招かれた。
スタッフ全員が、いつものように、元気良い挨拶で迎えてくれた。
Kさんも、いつものように、私の顔を見るや否や、少し破顔しながら会釈してくれた。

客席から見たKさんは、どことなく、お疲れモードな感じがした。
が、ブログ記事から想起した切迫感は、特段感じられなかった。
私は、安堵を覚えると同時に、「やはり今日つけめんTETSUへ来て良かった」と思った。

まもなくして、オーダーした「汁無しラーメン」が供された。
私は、この手の変り種系(?)ラーメンを食べるのが初めてだったが、これはこれで旨いと思った。
冒頭の画像は供された時点でのもので、末の画像は丼下部にあるタレに麺と具をからめた時のものだ。
詳細な賞味レポートについては、こちらの【9月27日】の箇所をご覧いただきたい。

私は、良くも悪くも、よく噛む。(笑)
ゆえに、食事にとても時間がかかる。
この為、私は、ラストから数えて4番目のお客から、ラストのお客へランクダウンしてしまった。(汗)

Kさんの顔を拝見し、美味しく満腹できたので、店を出ようとした。
すると、Kさんは、店じまいの手を止めて、私の横へ挨拶に来てくださった。
これは、今日賞味した「汁無しラーメン」の味を凌ぐ想定外の良い出来事だった。(笑)

この後、私とKさんは、語り込んでしまった。
店じまいをしているスタッフさんは、私を迷惑がるどころか、とても気を遣ってくださった。
私は、頂戴した缶コーヒーを、殊の外美味しく感じた。

Kさんは、ブログ記事を書いた背景の他、色んなことを私に話してくださった。
私は、Kさんから信頼されていると感じ、嬉しくなった。

Kさんが話して下さったことは、ほぼ全て、(新米)企業経営者及びリーダーが必ず対峙する葛藤だった。
私は、(かつての)自分を見ているような気になり、Kさんの話をよく聞き、自らが犯した数多くの失敗体験と僅少の成功体験を話した。
Kさんは、「それって、今朝のやりとりそのものですよ。(苦笑)」などと呼応しながら、私の話に耳を傾けてくださった。

ここまで読んでくださっている人の中には、「なぜ、堀は、こんなことをするのか?」と不可思議に思われている方も居るかもしれない。
その疑問に対する回答は、二つある。

一つ目は、「つけめんTETSUが好きだから」、だ。

つけめんTETSUは、いつもリーズナブルな出費で私の胃袋を美味しく満たしてくれるのはもちろん、私を強く触発してくれる。
私がつけめんTETSUを好きなのは、このためだ。

そのつけめんTETSUが、今、苦戦しているという。
であれば、ファンとして、できることを支援するのが、つけめんTETSUと自分の双方にとって良い、また、とても自然なことだ、と私は思う。

ちなみに、私は、これこそ、顧客と店舗(企業)のあるべき関係性である、と考えている。
顧客と店舗(企業)が共に持続的に成長&発展するには、時として、それぞれが、「自分ができる」&「相手にとって助かる」ことを、即時的な見返りを求めずに実行することが欠かせない。

二つ目は、「Kさんが好きだから」、だ。

断っておくが、私は同性愛の趣味は無い。(笑)
これは神に誓ってもいい。(爆)

今日、Kさんは、私にこう話してくれた。
「ウチの商品、例えば、つけ麺は700円という価格をつけていますが、この価格には(つけ麺そのものの価値の他に)サービスの価値も含まれています。だから、お客さまに提供できるサービスの価値のレベルが低ければ、お客さまから700円を頂くことはできません。それで(=販売価格を下げたことによって)店が赤字になったとしても、仕方無い、と思っています。」

私は、この話に強く共感した。
弊社が、クライアントのご購入満足を保証し、提供したコンサルティングサービスに満足いただけない時には業務報酬を返金しているのも、本質的な考えは一緒だ。

私は、この話を聞き、Kさんがプロフェッショナルであることを確信した。
そう。
私がKさんを好きなのは、「Kさんがプロフェッショナルだから」、だ。
私は、自分を信じ、自らの競合優位を高めるべく、愚直に自助努力している人が困っているのを、見て見ぬ振りができない。

もしかすると、これらの回答、いや、これらの考えは、ご理解、ご納得いただけないかもしれない。
でも、私は、これらの考えの妥当性を信じている。
だから、私は、今後も、公私の別無く、この考えを実践していきたい。

とにもかくにも、私は以下のことを強く祈念すると共に、近い内につけめんTETSUへ再訪する所存だ。

★つけめんTETSUの夜営業が、一日も早く軌道に乗ること!
★つけめんTETSUで働くスタッフさんが、パワーアップを果たすこと!
★Kさんが、素敵な企業経営者&リーダー&パパ(笑)になること!


shirunashi



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この記事へのコメント
そういえば場所は発見しましたよ!(あれ、いいましたっけ)
あと、中学の同級生にも聞いたけど、やはり有名なようですね!
彼は「夜にはもうやってないよ」といっていましたが、これで夜もいけますね!

しかし、店長のこだわりはすごいですね!当初は半額なんて!
単に「評判いいから夜も営業はじめた」っていうんじゃなさそうですね!
そういう意気込みに引かれ、今度こそ行ってみようかな。

本当にいいものを提供しようとするときの壁みたいなモノでしょうか?もしかすると私も考えていることかも知れません。答えは出したつもりですが。
ヒントは父の言葉。
「市場はメ○ラ(盲目者のこと)1000人、目開き1000人だ」
それをひねって私は
「市場はメク○(盲目者のこと)万人、目開きは100人ぐらいかも」
でした。

よく噛む癖、私に伝授下さい<(_ _)>
Posted by GIN at 2006年09月29日 17:55
GINさん

> ヒントは父の言葉。
参考になるお話をありがとうございます。(礼)
このブログは店主のKさんもご覧いただいており、Kさんはとても助かると思います。

> よく噛む癖、私に伝授下さい<(_ _)>
伝授なんて、そんなそんな〜です。
死んだ母から、「飲み込む前に、30回噛むこと!」、と躾けられただけですので。(笑)
Posted by at 2006年09月30日 06:11
関東に帰った際には 是非 哲でつけめんを食べねば。
Posted by しーほーす at 2006年11月24日 23:18
しーほーすさん

> 関東に帰った際には 是非 哲でつけめんを食べねば。
その節は、是非ご一緒させてください!
ただ、かなり並びますよ〜。
Posted by at 2006年11月25日 06:54
もし その時間があれば是非に。
楽しみです。
Posted by しーほーす at 2006年12月17日 23:57