2010年01月07日

囲碁・井山裕太名人との対談記事を読み、羽生善治さんが強い理由を改めて考えるの巻

昨日、私は、2010年1月3日付朝日新聞に掲載されていた、将棋・羽生善治名人と囲碁・井山裕太名人の対談記事を読みました。
私は、「羽生さんが強い理由」の一つに「<5>苦境が楽観できる思考回路を担保しているから」というのを挙げていますが、記事内の以下の箇所から、本事項の妥当性を確信すると共に、本事項に関する羽生さんの試行錯誤に感心しました。
【井山裕太名人】
羽生先生は、対局をして緊張したりということはあるんですか。

【羽生善治名人】
ありますよ。でも、簡単ではないところ、ちょっと高いところを目指しているから緊張する。そして、まったく無理な目標ではなく、たとえば「名人になれるかもしれない」と思っているからこそ緊張する。だから、緊張するということは自分がそこそこ良いところまで来ている表れなのだ、と受け止めるようにしています。

「緊張は好機の表れである」。
羽生さんが緊張という苦境をこのように合理的かつ本質的/抽象的に解釈し、対談で端的に言語化なさった背景には、数え切れないほどの失敗と試行錯誤が見え隠れします。
人は生来悲観を旨とする生き物であり、楽観を旨とするようになるには、特定の目標の達成を心底希求し、過去の未達(失敗)の中から楽観するに足る思考&行動習性を試行錯誤の末発見→会得することが欠かせないからです。

この考えがマズマズ正しければ(笑)、「羽生さんが強い理由」には、「<6>目標の達成に合理性/親和性の高い思考&行動習性を会得すべく試行錯誤し切るから」、という事項も挙げられるかもしれません。
羽生さんを敬愛する私は、今年も、羽生さんの一挙手一投足から目が離せそうにありません。(笑)






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