2014年02月28日

久々に顔を怪我し、なぜお客さまが馴染みの店やスタッフを作るのか改めて理解するの巻

始まりは一昨日の夜のこと。
私は、久々に顔に怪我をした。
考えごとをしながら歩いていた所、不意に右眉尻辺りを、開いていたドアの縁に当ててしまった。
歩行中の出来事ゆえ、絶対的な衝撃度は知れていた(と思う)。
しかし、打ち所が悪かったのか、右頬が予想外の血で染まった。
打ち所は大きさが約2センチ、深さが約2ミリ程度に裂傷しており、周辺を含めズキズキ痛んだ。
心配性の妻は、「(怪我をしっかり治さないと後々)眉がエグザイル(笑)になっちゃうよ!」と、医師の診察と縫合を勧めた。
ただ、私は、原因が原因な上、ケンカの後遺症に見えなくもないので、妻の愛情たっぷりのマキロンとバンドエイドで始末した。(笑)

翌朝、起床すると、バンドエイドは真っ赤になっていた。
打ち所は依然痛かったが、特段腫れていなければ、顔色も悪くなく、悪化の跡はうかがえなかった。
私は一安心した。
そして、真新しいバンドエイドに交換した後、予定通り外出し、先ず馴染みのスーパーに立ち寄った。

本題はここからだ。(笑)
私は、商品をカゴに入れ、レジに向かった。
馴染みのスタッフのHさんを見つけ、迷わずHさんのレジに並んだ。
そして、自分の番を迎えた時のこと。
私は、いつもの様に「こんにちは。お願いします」と言い、商品カゴをHさんの前に差し出した。
すると、Hさんは、私の顔を見るなり、「いやあ、どうしたんですか?怪我なさったんですか?」と、驚きと心配の面持ちで声がけくださった。
以下は、その後の会話だ。
【私】
いやあ、怪我したの分かります?

【Hさん】
分かりますよー。
どうしたんですか?

【私】
いやあ、ちょっとブツけちゃいましてね。
Hさんみたいに若くないので、動きが鈍くなってきているんですよー。

【Hさん】
そんなことないですよ、私もオッチョコチョイですからー。
とにかく、お大事になさってくださいねー。

【私】
お心遣い、ありがとうございます。

私は、Hさんのこの予想外の声がけがとても嬉しかった。

たしかに、私は、このスーパーに週に二回は行っており、Hさんとは馴染みの仲だ。
私は、店内でHさんを見れば、「こんにちは」と声がけするし、Hさんも、私を見ればいつもすぐ、企み(笑)、もとい、私心の無い笑顔で「こんにちは。いつもありがとうございます!」と元気にふるまってくれる。
Hさんのこのふるまいは、勿論スーパーのスタッフのふるまいとして十分合格だが、見方によっては、マニュアルやテンプレートに収まる、あくまで問題が発生していない、日常時のふるまいであり、面識のある顧客に対してであれば、いつでも、誰にでもできる。
しかし、Hさんの今回の声がけは、マニュアルやテンプレートに収まり切らない、非常時の正にふるまいであり、面識がある顧客に対してだからといって、その場ですぐできることではない。
私は、Hさんの「スーパーのスタッフとしてのプラスアルファの」ふるまいが、そして、「人としてのプラスアルファの」心遣いが、本当に嬉しかった。

また、私は、なぜお客さまが馴染みの店やスタッフを作るのか、なぜ自ら常連客に成るのか、改めて理解した。

たしかに、私がこのスーパーをよく利用するのは、基本的には品揃え、価格、立地(アクセス)が良いからだ。
しかし、私は、今回Hさんから「プラスアルファ」のふるまいと心遣いを授かり、救われた思いがしたことに加え、待ち望んでいたものに出遭えた気がした。
私たち人間は、問題が発生していない日常時は凡そ不遜かつ気丈だが、問題が発生した非常時は少なからず意気地無い。
お客さまが自ら特定の店やスタッフの常連客に成るのは、商習慣を通じ、少なからず非常時のもう一つの心の拠り所を確保したいからに違いない。
私は、このスーパーとHさんの常連客に成った自分の小心と狡猾さ、そして、それを解明した小理屈と生真面目さを、少しだけ褒めてあげたい。(笑) 



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