2004年03月31日

新型クラウンのイベント参加雑感

30321599.jpg今週の日曜、久々に池袋を訪れたので、アムラックスに立ち寄った。
中に入ると、新型クラウンのイベント告知が目に入った。
イベントの内容は、新型クラウンの開発を担当したトヨタ自動車の加藤さんと国内外で活躍中の三味線プレーヤー上妻宏光さんのトークライブだ。
係の方に具体的な内容を尋ねると、なんと上妻さんの生演奏も聴けるとのこと。
クラウンはさておき(失礼)、元ギタリストであり音楽大好き人間の私が、このイベントを見過ごして行けるはずはなかった。(笑)
ステージに目をやると、席が三つと三味線が二本並べられていた。
三味線を確認し、思わずガッツポーズをとりそうになった。(笑)

観客席には女性や比較的若い方が多く見受けられた。
トヨタは新型クラウンのユーザーを今よりもっと広げたいようだ。
トヨタからすると、この時点でこのイベントは成功なのかもしれない。

三時になり、定刻通りイベントは始まった。
クラウンのプロモーションフィルムがひと通り流された後、トヨタの加藤さんと上妻さんとのトークライブが始まった。

加藤さんが新型クラウンの開発コンセプトと開発に至った背景を話された。

開発コンセプトは「静から躍動への変革」。
これを実現するため、世界で通用する走りとデザインにこだわったという。
この背景には、若い人のクラウン離れと輸入車の台頭があったようだ。

たしかに、「クラウンだから」とか「トヨタの高級車だから」という基準だけでクラウンを購入する方は減っている感がある。
とりわけお金に余裕があり、心底車が好きな方は、購入車両を検討する際、メーカーの国籍よりも自らが望む価値の具現化度合いを重視する。

加藤さんのこうした話に対して、上妻さんは次のように仰った。

┌───────────────────────────────

│自分は6歳から三味線を始め、かれこれ20年以上プレーしている。
│今では、エレキ三味線を持って海外でもプレーするようになったが、
│いつも留意しているのは自分のアイデンティティだ。
│単に、生音をアンプで大きくして早弾きするだけなら、
│エレキギターと何ら変わりない。

└───────────────────────────────

思わず私はうなづいた。
競争相手がひしめく中、横ばいの目の肥えたマーケットが評価するのは、プレーヤー自身のアイデンティティ、即ち、「自らが存在する理由」だ。
これは自動車であろうと音楽であろうと変わりはない。
自らがマーケットに存在するには、マーケットが評価するだけの価値が必要だ。

ちなみに、初めて私が自らのアイデンティティを強く意識したのは、今から二年前、このサイトを立ち上げた35歳の時だ。
本来楽しいはずの新車の購入が、実際は厄介事であり、失敗も少なくない。
この主な原因が、顧客満足を無視した旧来の自動車流通システム、及び、売り手と買い手の意識のずれ&コミュニケーションミスにあるのは熟知していた。
かつて自動車メーカーに勤務し、その後他の業界にも身を置いた自分だからこそ、何かできることがあるのではないかと自らを信じ、このサイトを運営してきた。
最近いよいよテンパっており、更新が全体的に遅れ気味なのは甚だ遺憾だが、今のところ、このサイトはそこそこ多くの方にご利用いただいている。

とにかく、三味線を片手に世界を股にかけている上妻さんのお言葉には、何とも言えぬ説得力があり、とても触発された。
機会を見つけて、上妻さんのプレーをCDで聴いてみたいと思った。

イベントの最後にプレゼント抽選会が行われた。
なんと、私は上妻さんの携帯ストラップが当たったばかりか、上妻さんから直々に品物を手渡され、握手を交わすことができた!

上妻さんの手には何とも言えぬ力強さと温かさがあった。
席に戻ってからというもの、少々感慨にふけってしまった。

当面、私はトヨタ&クラウンをひいきしてしまうかもしれない。(笑)


BEAMS~AGATSUMAII
上妻宏光
EMIミュージック・ジャパン
2002-07-26




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