来春、慶応大学がメディアデザイン研究科という大学院を新設する。
これを記念したシンポジウム”Design the Future 〜 協生と創造”が昨日催され、参加してきた。
学業との親和性が低い私(笑)がこのような格式&敷居の高いイベントに参加したのは、以下の二願望を抱いていたからだ。
一つ目の願望は、「敬愛する先生の村井純さん(慶応大学教授&常任理事)に無料聴講のお礼を申し上げたかったから」、だ。
私は、村井さんの講義を2002年からインターネット(SOI)を介し無料で聴き、数え切れない触発を受けている。
村井さんが提唱するインターネットの概念である「自律分散協調」、「best efforts(最善努力)」、「知&情報の社会的共有」は、今の私の公私両面に渡る行動指針だ。
二つ目の願望は、「敬愛する経営者の古川享さん(元マイクロソフト副社長&現慶応大学教授)に質問をしたかったから」、だ。
古川さんは、村井さんの講義の中で、「天ではなく上を見て仕事をする人間が増えた時、その組織は死に絶える(※註)」旨を講話なさった。
これは、企業へ経営支援サービス(経営コンサルティング)を提供している私にとって、永遠かつ喫緊の問いだ。
私は古川さんのこの言葉に強くインプレスされ、機会があれば古川さんに解(=天ではなく上を見て仕事をする社員を作らない&減らすための経営指針&手法)を尋ねてみたいと思っていた。
幸運なことに、これらの願望は共に叶った。
やはり、最善努力はしてみるものだ。(笑) 続きを読む