「自分がやりたいこと」ではなく、「相手がやって欲しがっていること」をやる。
「自分が納得できること」ではなく、「相手が納得できること」をやる。
「自分が言いたいこと」ではなく、「相手が聞きたがっていること」を言う。
「自分が言いたいように」ではなく、「相手がわかるように」言う。
これらは、営業/マーケティングの鉄則だ。
この鉄則をやり切っている人は、社会的にも経済的にも成功している。
しかしながら(だから?)、この鉄則をやり切っている人は、そう多くない。
正直ところ、私自身、現時点においては、まだやり切れていない。(汗)
この鉄則をやり切っている人とやり切っていない人を分かつものは何か。
それは、「お客さまの喜びを自分の喜びと徹頭徹尾考える」思考回路の有無、だ。
真のプロフェッショナルとは、「自分が感じた喜びや自分が会得した真理は、必ずしもお客さまの喜びや真理にならない」旨達観した上で、お客さまを納得&満足させるために自分を徹頭徹尾納得&満足させようとする人のことだ。
以上のことを、私は、とあるテレビ番組を見て再認識した。
とあるテレビ番組とは、「メガヒットの秘密/20年目のB'z(2008年10月6日付NHKスペシャル)」だ。
この番組は、松本孝弘さん(ギター/作曲)と稲葉浩志さん(ボーカル/作詞)がB'zというバンドのメンバーとして互いに「愚直な努力をコツコツと積み重ねている」(←番組内のナレーション)さまを20周年のライブリハーサルとCD制作の現場から取材し、「売れている(=国内CD売上ダントツ一位の)理由」を解き明かそうとしたものだ。
先述のことを再認識したのは、松本さんと稲葉さんの以下のコメントからだ。 続きを読む