2010年04月25日

毎日新聞社が将棋名人戦の大盤解説会を無料から資料代/1,000円に変更したのを2ちゃんねる経由で知り、アレコレ考えさせられるの巻

将棋のタイトル戦の一つに「名人戦」があります。
名人戦は、歴史があり、かつ、挑戦自体が非常に困難なことから、「最高峰のタイトル戦」と言われます。

名人戦の恒例行事の一つに、大盤解説会というものがあります。
大盤解説会は、プロ棋士が壇上の大盤を使って指し手や戦況をリアルタイムで解説するイベントで、名人戦の場合、通例、以下の五会場で行われます。
【1】対局が行われている場所(※だいたいホテルの大広間/終日実施/有料)
【2】プロ棋士の所属団体である日本将棋連盟(※終局間際に実施/有料)
【3】名人戦のスポンサー企業である朝日新聞社(※終局間際に実施/無料)
【4】名人戦のスポンサー企業である毎日新聞社(※終局間際に実施/無料)
【5】新橋駅前SL広場(※終局間際に実施/無料)
私は、第66期の第五局以来、【3】へ数回参加し、味をしめています。(笑)

現在、第68期名人戦が行われています。
4月20・21日には第ニ局が行われ、21日には前述の五会場で大盤解説が行われました。
羽生さんを敬愛する私は、また【3】への参加を試みました。
が、残念なことに、スケジュールの都合で叶いませんでした。(涙)
ついては、昨日(24日)、2ちゃんねるの該当スレから第二局の終局間際の戦況を追体験したのですが、ある一連の書き込みにアレコレ考えさせられました。

アレコレ考えさせられた書き込みは、【4】が無料から「資料代/1,000円」に変更されたことに対する評価です。
私は、初耳であることも手伝って、精読してしまいました。(笑)  続きを読む
Posted by masterhori at 21:43Comments(0)TrackBack(0)

2010年04月20日

第35回小学生将棋名人戦を見るの巻

一昨日、私は、たまたま第35回小学生将棋名人戦(決勝/準決勝戦)を見ました。
小学生将棋名人戦を見るのは初めてでしたが、殊のほか楽しむことができました。

その最たるは、対局後の各選手の態度です。
敗勢の将棋を千日手の指し直しに持ち込み見事優勝した山川泰熙(世田谷区立松沢小学校5年)さんは、それまでの硬い表情を明るい表情へ一変させていました。
準決勝で惜敗した中七海(神戸市立本山第三小学校5年)さんは、一言もコメントできず、終始うつむいていました。
同じく準決勝で惜敗した堀田久里生(大阪府豊中市立豊島小学校4年)さんは、「まさかこういう舞台で負けるとは思ってなかった」とコメントし、強気の姿勢を崩しませんでした。

首尾良く行っても、行かなくても態度がさして変わらない大人とは対照的に、首尾良く行った時は嬉しさを、行かなかった時は口惜しさをあからさまに態度で示す彼らを見て、私は微笑ましく思いました。
同時に、私は、自分の能力(ポテンシャル)を信じ、言い訳のきかない環境のもと積極選択した判断の結果と抱いた心情を真正面から受け止めること、すなわち、「自己責任を痛感すること」、が成長の最大のエンジンになる(→各選手の棋力は既にアマチュア最高クラス)のを再認識しました。  続きを読む
Posted by masterhori at 16:47Comments(0)TrackBack(0)