それは、ゲストでマジシャン(手品師)のふじいあきらさんと永さんとのマジック談義だ。
マジックは一般的に、「聞かせる」モノではなく、「見せる」モノと認知されているし、私もそう認知していた。
だから、当初、マジシャンがラジオに出演するのを奇異かつ前代未聞に感じた(※)が、永さんが冒頭に仰った、「ふじいさんは(マジシャンとして)喋りが上手いから(番組に)呼んだ」との一言から始まった両者のマジック談義、否、マジック論を拝聴し、間もなく合点した。
(※)ふじいさん自身、マジシャンのラジオ出演は自他共に殆ど記憶が無く、唯一はマギー司郎さんだけで、マギーさんはその時も普段通りにふるまわれていた、とのこと。(笑)
六輔交遊録
ゲスト マジシャン・ふじいあきらさん
実はマジック好きの永さん。ふじいさんのマジックをみて、“喋りが面白いなぁ〜”と思ったそうで、今日はマジシャンですがラジオにご出演頂きました。
マジックの用語や基礎、そして難しさや苦悩を伺いつつ、実技開始!マジックの衝撃もさることながら、トランプを切る音の合間合間に入る説明や一言に引き込まれ、言葉のマジックにかかったようでした。
※番組HP3月29日放送分(↓)から転載
http://www.tbs.co.jp/radio/rokuchan/news/
なぜ、マジックは「見る」ものではなく、「聞く」モノものなのか。
なぜ、永さんは、ふじいさんの喋りの上手さに感心し、番組へ招かれたのか。
両者のマジック論から理解したのは、「私たちがマジックに酔いしれるのは、マジックそのものではなく、マジシャンの言葉だから」だ。 続きを読む