2005年05月03日

円覚寺の暁天座禅会に初参加するの巻

d7533836.jpg円覚寺では毎朝5時30分から1時間、座禅が行わている。
以前からこのことは知っていたが、昨日の22時頃、突然彼女がこの会への参加を誘ってきた。(笑)
私は酔っ払っていたこともあり、ひとつ返事でOK。(笑)
でも、就寝時刻は1時をまわった。(汗)
今朝、我々は4時20分に気合で起床。(笑)
始発の次(?)の横須賀線に乗り、5時20分現地に到着した。
既に10名以上の方が待っているのに驚いた(※添付画像は当時の模様)。

後列に並ぼうとすると、古参の方(?)が近寄ってきて、「初めてですか?」と問いかけられた。
どんな分野でも、素人はすぐに見つかってしまうものだ。(笑)
その方から待っている間の姿勢をレクチャーいただいた。

まもなくすると和尚さんが見えられ、座禅希望者は仏殿に入った。
初心者と常連者と、それぞれ左右に分かれて座るよう指示された。
どうやら先の方は世話役をされているようで、初心者側に座られた。
私はその隣に座った。(笑)
そして、凡その時間割り、座布団の敷き方、あぐらのかき方を教わった。

★座禅は、約15分をワンセクションとして、合計3セクション行われる。
★次のセクションへ移行する間、足を組み直すなど姿勢を修正するのはOK。
★最後のセクションは正座を行うが、それ以外はあぐらOK。
★あぐらをかいている時は、お尻の下に高さ調整用(?)の座布団を別途敷く。

私は小学生の時剣道をやっていたことがあるが、正座は大の苦手だ。
ですので、ずっと正座をしなくても良いというのはありがたかった。(笑)
これは彼女も同じだった。(笑)

最初のセクションは、和尚さんは仏像の傍から動かず、沈黙したまま行われた。
当初、「15分もの間、完全に静止していることなどできるだろうか?」と不安を感じていたが、やってみるとさほどでもなく、安心した。
お尻の下の高さ調整用の座布団は効果大だ。
これのお陰で足は全くしびれなかった。

次のセクションは、いよいよ和尚さんが動かれた。
そう、座禅者に「活」を入れてくださるのだ。(笑)
和尚さんはゆっくりと座禅者の前を歩く。
自分の前を通られた時はさすがに緊張した。
これは彼女も同じで、通り過ぎた途端、肩から力が抜けた。(笑)
精神注入棒(?)で叩かれていた方は数名居られた。
一度目は軽く、二度目は強く叩かれるのだが、音からすると結構痛そうだった。
ただ、もしかすると、叩かれるのは、希望者に対してだけなのかもしれない。
叩かれた方はみな、和尚さんが前に来ると、合掌して上体を前にしていた。

最後のセクションは、正座で読経を行った。
我々をはじめ座禅初心者には、各自お経が手渡された。
読経した内容は、よく葬儀で耳にする、馴染みのあるものだった。
読んでいく内に、どこか心が穏やかになっていく気がした。
緊張を強いられた後に、平穏がもたらされる・・・。
もしかすると、座禅の魅力はこんなところにあるのかもしれない。

このセクションが終わると、全員仏殿から出た。
そして、待っていた時と同じように整列し、和尚さんの締めの挨拶で散会した。
この時、時刻は6時30分。
長い一日が始まった!



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