2005年06月14日
マリーザのピザ&サービスにノックアウトされるの巻
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《代表事例その1》
ある晩、私はK社長にこの店へ招かれた。
テーブルにつくとまもなくして、Kiさんというホールスタッフがオーダーを取りに来た。
【Kiさん(ホールスタッフ)】
ご注文はお決まりでしょうか?
【私】
このお店の一番のお奨めのピザは何ですか?
是非それをオーダーしたいのですが・・・。
【Kiさん】
では、マルゲリータはいかがでしょう?
当店のマルゲリータは〜〜〜なんです。
ですから、マルゲリータをお奨め致します。
飲食店のスタッフに同様の質問にし、明確な回答が得られる割合は凡そ一割程度だ。
故に、この時点で、私はKさん&この店に好感を抱いた。
しかし、驚いたのは、その後だ。
【Koさん】
(ピザを持って来た。)
お待たせ致しました。
Kiお奨めのマルゲリータでございます!
【私】
えっ!
何で、Kiさんにお奨めいただいたことをご存知なのですか?
【Koさん】
Kiから、お客さまのお話、うかがいましたので。
【私】
へぇ〜、それはすごいですね。
(ネームプレートを見る。)
あっ、Koさんはこのお店のホール長さんなんですね。
【Koさん(ホール長)】
はい。
ホール長を務めさせていただいております。
【私】
変な質問をしてもよろしいでしょうか?
【Koさん(ホール長)】
はい、なんでしょう。
【私】
こちらのお店には、「お客さまと交わした話の内容はホール長のKoさんに告げること」、というルールがおありなのでしょうか?
それとも、そんなルールは無く、Koさんはスタッフの方がお客さまとどんな会話をしたのか気になって、ついKiさんに尋ねられたのでしょうか?
我々とKiさんが話した内容をKoさんがどのようにしてお知りになったのか、その経緯が知りたいのです。
【Koさん(ホール長)】
いやいや、そんなルールはありませんよ。(笑)
私がKiにお客さまとどんな話をしていたのか聞いたのです。
全てのお客さまが、私たちスタッフに話しかけてくれることはありません。
お客さまと話ができるのは、とてもありがたいことです。
だから、スタッフがお客さまとどんな話をしていたのか、とても気になります。
【私&K社長】
なるほど・・・。(絶句)
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《代表事例その2》
本日の昼時、私とT課長はK室長をこの店へ誘った。
K室長はK社長に連れられて少し前にこのお店へ来たものの、あいにく満席で入れなかったと聞いたからだ。
テーブルにつくと、しょっぱな、Koさんがオーダーを取りに来てくださった。
【Koさん(ホール長)】
いらっしゃいませ。
今日もご来店ありがとうございます。
【私】
はい、どうも。
また来ちゃいました。(笑)
【Koさん(ホール長)】
ありがとうございます。
ただ、先日、大変失礼なことをしてしまったのです。
【私】
何か?
【Koさん(ホール長)】
先日、K社長にご来店いただいたのですが、満席でおもてなしできなかったのです・・・。
【私】
(すごいなぁ・・・なんでこのこと知っているのだろう。)
Koさんはその時K社長とお会いしたんですか?
【Koさん(ホール長)】
いえ、お目にはかかっていません。
ただ、入り口のところでお見かけし、中へ入られずにお帰りになったご様子でしたので。
本当は、その場でお詫びに行きたかったのですが・・・。
【私】
(一瞬絶句。)
いやぁ。
Koさんは、ランチの忙しい時でも、店内で食事されているお客さまだけでなく、出入り口、それも入店できなかったお客さままで、バッチリ目配りしておられるのですね。
いやいや、脱帽です。
【Koさん(ホール長)】
いえいえ、それは当然のことです。
折角、お越しいただいたのですから・・・。
【私】
いやいや・・・。
(またしても一瞬絶句。)
とにかく、Koさんがこのように仰っていたこと、責任をもってK社長へ伝言致します。
感動なさってすぐに来られるかもしれませんが、その節はよろしくお願い致します。(笑)
(※結局、この晩、K社長、T課長、私の三名は、この店へ再訪した。笑)
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K社長、T課長、そして私のピザストーカーぶり、ご理解いただけるだろうか?(笑)
客単価が数千円の買い物で、私はここまで高品質なサービスを提供されたことが無い。
ここまでサービスされてしまうと、もはや感服を超えてストーカーになるしかない、と言うのが偽らざる心境だ。(笑)
このお店のスタッフは、「”個客”&”上客”として見られたい、もてなされたい」というお客さまの深層心理を理解し、それに応えるべく、全員が元気良く動いている。
その中心がホール長のKoさんであるのは言うまでも無い。
Koさんは、常にホールの中を見回し、キビキビと動き回るのは勿論のこと、スタッフに対し頻繁に声をかけ、自ら笑顔でお客さまと接している。
Koさんの一挙手一投足から、高品質のサービスをイメージし、それを100%実践しようと自助努力している跡がうかがえる。
正に率先垂範型の素晴らしいリーダーだ。
勿論、ピザも非常に美味い。
石窯で焼いたピザは、周りはコンガリ焼けているにも関わらず、中がモッチリしていて、抜群の食感を提供してくれる。
ピザが好物の方には、是非お奨めしたい。
でも、万が一ピザの趣向が合わなくとも、私は、Koさんの素敵な笑顔を見て、もてなされるだけでも、このお店へ行く甲斐があると思う。
どうやら、私はマリーザに相当ノックアウトされたようだ。(笑)
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《代表事例その1》
ある晩、私はK社長にこの店へ招かれた。
テーブルにつくとまもなくして、Kiさんというホールスタッフがオーダーを取りに来た。
【Kiさん(ホールスタッフ)】
ご注文はお決まりでしょうか?
【私】
このお店の一番のお奨めのピザは何ですか?
是非それをオーダーしたいのですが・・・。
【Kiさん】
では、マルゲリータはいかがでしょう?
当店のマルゲリータは〜〜〜なんです。
ですから、マルゲリータをお奨め致します。
飲食店のスタッフに同様の質問にし、明確な回答が得られる割合は凡そ一割程度だ。
故に、この時点で、私はKさん&この店に好感を抱いた。
しかし、驚いたのは、その後だ。
【Koさん】
(ピザを持って来た。)
お待たせ致しました。
Kiお奨めのマルゲリータでございます!
【私】
えっ!
何で、Kiさんにお奨めいただいたことをご存知なのですか?
【Koさん】
Kiから、お客さまのお話、うかがいましたので。
【私】
へぇ〜、それはすごいですね。
(ネームプレートを見る。)
あっ、Koさんはこのお店のホール長さんなんですね。
【Koさん(ホール長)】
はい。
ホール長を務めさせていただいております。
【私】
変な質問をしてもよろしいでしょうか?
【Koさん(ホール長)】
はい、なんでしょう。
【私】
こちらのお店には、「お客さまと交わした話の内容はホール長のKoさんに告げること」、というルールがおありなのでしょうか?
それとも、そんなルールは無く、Koさんはスタッフの方がお客さまとどんな会話をしたのか気になって、ついKiさんに尋ねられたのでしょうか?
我々とKiさんが話した内容をKoさんがどのようにしてお知りになったのか、その経緯が知りたいのです。
【Koさん(ホール長)】
いやいや、そんなルールはありませんよ。(笑)
私がKiにお客さまとどんな話をしていたのか聞いたのです。
全てのお客さまが、私たちスタッフに話しかけてくれることはありません。
お客さまと話ができるのは、とてもありがたいことです。
だから、スタッフがお客さまとどんな話をしていたのか、とても気になります。
【私&K社長】
なるほど・・・。(絶句)
-------------------------------
《代表事例その2》
本日の昼時、私とT課長はK室長をこの店へ誘った。
K室長はK社長に連れられて少し前にこのお店へ来たものの、あいにく満席で入れなかったと聞いたからだ。
テーブルにつくと、しょっぱな、Koさんがオーダーを取りに来てくださった。
【Koさん(ホール長)】
いらっしゃいませ。
今日もご来店ありがとうございます。
【私】
はい、どうも。
また来ちゃいました。(笑)
【Koさん(ホール長)】
ありがとうございます。
ただ、先日、大変失礼なことをしてしまったのです。
【私】
何か?
【Koさん(ホール長)】
先日、K社長にご来店いただいたのですが、満席でおもてなしできなかったのです・・・。
【私】
(すごいなぁ・・・なんでこのこと知っているのだろう。)
Koさんはその時K社長とお会いしたんですか?
【Koさん(ホール長)】
いえ、お目にはかかっていません。
ただ、入り口のところでお見かけし、中へ入られずにお帰りになったご様子でしたので。
本当は、その場でお詫びに行きたかったのですが・・・。
【私】
(一瞬絶句。)
いやぁ。
Koさんは、ランチの忙しい時でも、店内で食事されているお客さまだけでなく、出入り口、それも入店できなかったお客さままで、バッチリ目配りしておられるのですね。
いやいや、脱帽です。
【Koさん(ホール長)】
いえいえ、それは当然のことです。
折角、お越しいただいたのですから・・・。
【私】
いやいや・・・。
(またしても一瞬絶句。)
とにかく、Koさんがこのように仰っていたこと、責任をもってK社長へ伝言致します。
感動なさってすぐに来られるかもしれませんが、その節はよろしくお願い致します。(笑)
(※結局、この晩、K社長、T課長、私の三名は、この店へ再訪した。笑)
-------------------------------
K社長、T課長、そして私のピザストーカーぶり、ご理解いただけるだろうか?(笑)
客単価が数千円の買い物で、私はここまで高品質なサービスを提供されたことが無い。
ここまでサービスされてしまうと、もはや感服を超えてストーカーになるしかない、と言うのが偽らざる心境だ。(笑)
このお店のスタッフは、「”個客”&”上客”として見られたい、もてなされたい」というお客さまの深層心理を理解し、それに応えるべく、全員が元気良く動いている。
その中心がホール長のKoさんであるのは言うまでも無い。
Koさんは、常にホールの中を見回し、キビキビと動き回るのは勿論のこと、スタッフに対し頻繁に声をかけ、自ら笑顔でお客さまと接している。
Koさんの一挙手一投足から、高品質のサービスをイメージし、それを100%実践しようと自助努力している跡がうかがえる。
正に率先垂範型の素晴らしいリーダーだ。
勿論、ピザも非常に美味い。
石窯で焼いたピザは、周りはコンガリ焼けているにも関わらず、中がモッチリしていて、抜群の食感を提供してくれる。
ピザが好物の方には、是非お奨めしたい。
でも、万が一ピザの趣向が合わなくとも、私は、Koさんの素敵な笑顔を見て、もてなされるだけでも、このお店へ行く甲斐があると思う。
どうやら、私はマリーザに相当ノックアウトされたようだ。(笑)
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今日は、母と旦那と息子と、買い物&ランチに行ってきたのですが、
ここではランチのことをお話しします。
お店は、旦那と私のお気に入りのイタリアン【マリーザ】。
ここは、ピザもパスタも、そしてドルチェ(デザート)もおいしいです
ピザは『マルゲ...
お気に入りのイタリアン【なおなおの天然日和】at 2006年02月19日 23:07
この記事へのコメント
はじめまして!こんばんは。
群馬県民のなおなおと言います。
ネットサーフィンしていて、“高崎 マリーザ”で検索していたら、
こちらのブログに行き当たりました。
私も月に1〜2回は、『マリーザ』に行きます!
おいしいですよね〜。ピザもパスタも、ハズレがないです。
デザートも美味しくなったし。
実はこのお店が開店した頃、すごく近くで働いてまして、
同僚と一緒に食べに行きました。
その当時、アンティパストとデザートが私の中ではイマイチで、
ピザとパスタはおいしいのにな〜と思ってました。
でも、アンティパストもデザートもとても改善されました。
マリーザは来店した客にアンケートをとって、その意見を反映
させたのでしょう。すごくおいしくなりました。
群馬県民のなおなおと言います。
ネットサーフィンしていて、“高崎 マリーザ”で検索していたら、
こちらのブログに行き当たりました。
私も月に1〜2回は、『マリーザ』に行きます!
おいしいですよね〜。ピザもパスタも、ハズレがないです。
デザートも美味しくなったし。
実はこのお店が開店した頃、すごく近くで働いてまして、
同僚と一緒に食べに行きました。
その当時、アンティパストとデザートが私の中ではイマイチで、
ピザとパスタはおいしいのにな〜と思ってました。
でも、アンティパストもデザートもとても改善されました。
マリーザは来店した客にアンケートをとって、その意見を反映
させたのでしょう。すごくおいしくなりました。
Posted by なおなお@群馬 at 2006年02月19日 23:03
(長文ではじかれてしまったので、コメントを2つに分けました)
マリーザはいつ行ってもいっぱいです。平日のお昼でも。
だから、私たち(夫・息子と一緒が多いですが)は、少なくとも
12時前にお店に入るようにしてます。11時半過ぎがベスト!
そして堀さんのおっしゃるとおり、スタッフの方の対応がすごく
いいですよね。明るいし、丁寧。お客を大切にしていると思います。
味だけじゃなく、そういった気配りもこのお店の人気の秘密だと
思います。
また群馬にお越しの際は、ぜひぜひマリーザへ!!
私のブログの記事、TBさせていただきますね〜。
はじめましてなのに、長文失礼しました。
マリーザはいつ行ってもいっぱいです。平日のお昼でも。
だから、私たち(夫・息子と一緒が多いですが)は、少なくとも
12時前にお店に入るようにしてます。11時半過ぎがベスト!
そして堀さんのおっしゃるとおり、スタッフの方の対応がすごく
いいですよね。明るいし、丁寧。お客を大切にしていると思います。
味だけじゃなく、そういった気配りもこのお店の人気の秘密だと
思います。
また群馬にお越しの際は、ぜひぜひマリーザへ!!
私のブログの記事、TBさせていただきますね〜。
はじめましてなのに、長文失礼しました。
Posted by なおなお@群馬 at 2006年02月19日 23:04