2006年02月11日
表参道ヒルズへ訪れるの巻
現地に到着したのは19時。

外観から受ける印象は、同じ森ビルが手がけ、同じく「ヒルズ」と銘打たれている六本木ヒルズを筆頭とするとその他のヒルズと全く違う。
表参道ヒルズは、同潤会青山アパートが持つ歴史と表参道が持つべき情報発信性を共存共栄的に実現することを大きなテーマとして、森ビルが著名建築家の安藤忠雄さんに設計を依頼して作った、と聞いている。
ゆえに、その他のヒルズと外観の印象が異なるのは当たり前と言えば当たり前なのだが、「森ビル」、「ヒルズ」つながりが直感できないことに、小市民の私は違和感を覚えた。(笑)
ラフォーレ原宿がある交差点方向へ歩いた。
途中、出入り口を見つけたが、出口オンリーにされ、入場が止められていた。
どうやら、入場及び人の流れは規制されているようだ。(汗)
路面店の並びにハリーウィンストンを見つけた。
この店は、反町隆史さんが松嶋菜々子さんへ贈った婚約指輪のブランドであることと、”敷居の高さ”を競合優位としたマーケティング戦略(?・笑)で有名だ。
私は、過去何度か銀座店への入店を想起したものの、同店は予約入店制を実施しており、ことごとく挫折している。(爆)
この悲しい過去を払拭するべく、私は、オープンのどさくさに紛れて、初入店を試みた。(笑)
が、あえなく撃沈。(涙)
受付のご担当者曰く、「店内が狭いものですから、ご予約をお願いします」、とのこと。
やはり、ハリーウィンストンの敷居は高かった。(笑)
ハリーウィンストンを出てまもなくすると、道路左手に行列を見つけた。
行列の向かいは、商業施設の正面玄関である(※一枚目の画像をご参照願います)。
そう、やはり入場は規制されていた。(汗)
ここで引き下がるのはシャクなので(笑)、最後尾に並んだ。
時間が遅かったせいか、10分位で入場が許された。
中は、想定通り、大変混雑していた。


建物の敷地は広くない。
しかも、景観を配慮した結果だろうが、高さが無い。
お陰で、人口密度感が非常に高かった。
テナントのスペースは、高さだけでなく間口も狭い。
心なしか、ブランド品がかすんで見えた。
新庄剛志選手、藤原紀香さん、神田うのさん、といった著名人が贈った開店祝い花と入店待ちのお客様で賑わっているレストランを見つけた。
ピザに目が無い私は、その店(トラットリア アンド ピッツェリア ザザ)に大きく後ろ髪が引かれた(笑)ものの、表参道ヒルズには、「最先端のショッピングモール」、即ち「ヒルズ」というよりも、「少し洒落た八重洲地下街」に近い印象を覚えた。(涙)
表参道ヒルズを訪れ、私は二つのことを感じた。
ひとつは、「商品名の継承は慎重に」、ということだ。
というのも、先発商品の名称を継承すると、新商品の選択判断基準が総じて高くなるからだ。
売り手が、先発商品には無い、新商品特有の価値をお客様へ明確に伝えない限り、お客様は、新商品ではなく、先発商品を選ぶ。
もうひとつは、「高付加価値商品を売るには、お客様の気持ちを揺らす”買い場”が要る」、ということだ。
というのも、お客様は、ブランド品を筆頭とする高付加価値商品を、「必要に迫られて」ではなく、「欲しい気持ちが抑えられずに」買うからだ。
売り手が、お客様に商品の価値を正しく伝えられる”買い場”を、立地やスペースを十二分に勘案した上で作らない限り、お客様、それもとりわけ目の肥えた女性のお客様は、商品に食指を動かさない。(※同伴者談。笑)
ただ、表参道ヒルズが商業施設として平均点を大きく超えているのは間違いない。
原宿、表参道、青山へ出かける用事がある方は、「行ってみるべし!」である。
現地を発ったのは20時。
次の用事を20時半に控え、私は慌てて表参道ヒルズを飛び出した。(笑)
ちなみに、今回の買い物はアロマオイルのみ。(笑)
(追伸)
毎日新聞によれば、この日は7万人のお客様が表参道ヒルズに訪れた、とのこと。
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外観から受ける印象は、同じ森ビルが手がけ、同じく「ヒルズ」と銘打たれている六本木ヒルズを筆頭とするとその他のヒルズと全く違う。
表参道ヒルズは、同潤会青山アパートが持つ歴史と表参道が持つべき情報発信性を共存共栄的に実現することを大きなテーマとして、森ビルが著名建築家の安藤忠雄さんに設計を依頼して作った、と聞いている。
ゆえに、その他のヒルズと外観の印象が異なるのは当たり前と言えば当たり前なのだが、「森ビル」、「ヒルズ」つながりが直感できないことに、小市民の私は違和感を覚えた。(笑)
ラフォーレ原宿がある交差点方向へ歩いた。
途中、出入り口を見つけたが、出口オンリーにされ、入場が止められていた。
どうやら、入場及び人の流れは規制されているようだ。(汗)
路面店の並びにハリーウィンストンを見つけた。
この店は、反町隆史さんが松嶋菜々子さんへ贈った婚約指輪のブランドであることと、”敷居の高さ”を競合優位としたマーケティング戦略(?・笑)で有名だ。
私は、過去何度か銀座店への入店を想起したものの、同店は予約入店制を実施しており、ことごとく挫折している。(爆)
この悲しい過去を払拭するべく、私は、オープンのどさくさに紛れて、初入店を試みた。(笑)
が、あえなく撃沈。(涙)
受付のご担当者曰く、「店内が狭いものですから、ご予約をお願いします」、とのこと。
やはり、ハリーウィンストンの敷居は高かった。(笑)
ハリーウィンストンを出てまもなくすると、道路左手に行列を見つけた。
行列の向かいは、商業施設の正面玄関である(※一枚目の画像をご参照願います)。
そう、やはり入場は規制されていた。(汗)
ここで引き下がるのはシャクなので(笑)、最後尾に並んだ。
時間が遅かったせいか、10分位で入場が許された。
中は、想定通り、大変混雑していた。
建物の敷地は広くない。
しかも、景観を配慮した結果だろうが、高さが無い。
お陰で、人口密度感が非常に高かった。
テナントのスペースは、高さだけでなく間口も狭い。
心なしか、ブランド品がかすんで見えた。
新庄剛志選手、藤原紀香さん、神田うのさん、といった著名人が贈った開店祝い花と入店待ちのお客様で賑わっているレストランを見つけた。
ピザに目が無い私は、その店(トラットリア アンド ピッツェリア ザザ)に大きく後ろ髪が引かれた(笑)ものの、表参道ヒルズには、「最先端のショッピングモール」、即ち「ヒルズ」というよりも、「少し洒落た八重洲地下街」に近い印象を覚えた。(涙)
表参道ヒルズを訪れ、私は二つのことを感じた。
ひとつは、「商品名の継承は慎重に」、ということだ。
というのも、先発商品の名称を継承すると、新商品の選択判断基準が総じて高くなるからだ。
売り手が、先発商品には無い、新商品特有の価値をお客様へ明確に伝えない限り、お客様は、新商品ではなく、先発商品を選ぶ。
もうひとつは、「高付加価値商品を売るには、お客様の気持ちを揺らす”買い場”が要る」、ということだ。
というのも、お客様は、ブランド品を筆頭とする高付加価値商品を、「必要に迫られて」ではなく、「欲しい気持ちが抑えられずに」買うからだ。
売り手が、お客様に商品の価値を正しく伝えられる”買い場”を、立地やスペースを十二分に勘案した上で作らない限り、お客様、それもとりわけ目の肥えた女性のお客様は、商品に食指を動かさない。(※同伴者談。笑)
ただ、表参道ヒルズが商業施設として平均点を大きく超えているのは間違いない。
原宿、表参道、青山へ出かける用事がある方は、「行ってみるべし!」である。
現地を発ったのは20時。
次の用事を20時半に控え、私は慌てて表参道ヒルズを飛び出した。(笑)
ちなみに、今回の買い物はアロマオイルのみ。(笑)
(追伸)
毎日新聞によれば、この日は7万人のお客様が表参道ヒルズに訪れた、とのこと。
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この記事へのコメント

ニュースでも報道されてましたね。
表参道ヒルズ。
たしかに商品名に関しては、言われる通りだと思います。
車でもそうですが、同じ名前を継承した場合のイメージや商品価値が、ガラリと変わった場合、今までのイメージや価値を求めてきた人(リピーター)が、離れてしまう恐れもありますしね。
ただ、それでも爆発的にヒットするという確信があってメーカーは変えてくるのでしょうケド、それは時間が経過すれば、その結果を証明してくれます。
この表参道ヒルズ、私の住んでいる山口には、到底作れない素晴らしいものだと感じます。
田舎モノの私には、羨ましいなぁと、指をくわえてニュースを見ていました(笑)。
では!(敬礼)。
Posted by やたすけ at 2006年02月15日 11:10