2000年02月01日

【6】経営者が自らの意思で決断したことをやり切れば、収益向上は必ず実現できる。

5ページも私の不遜な提言にお付き合いいただき、本当にありがとうございます。(敬礼)
ただ、あなたさまは、今ひょっとして、「どれもこれも当たり前のことばかりだな〜」とお感じではないでしょうか?(笑)
たしかに、私がここまで申し上げてきたことは、当たり前と言われれば、その通りです。
しかし、私は、「当たり前のこと」を単純に復唱してきたつもりはありません。

私がここまで申し上げてきたのは、「収益向上を実現している経営者の多くが、重要視していること、やり切っていること」であり、別の視点で換言すれば、「収益向上を実現していない経営者が、見落としていること、軽視していること、誤解していること、やり切っていないこと」です。
いずれも、不遜極まりない内容と表現であったことは重々承知していますが、収益向上の実現を心底希求するも実現しあぐねている経営者の参考になれば幸いです。

私は、これまで、多くの企業と仕事をしてきました。
その中で、私は、収益向上の実現確率を高める知恵を数多く体得すると同時に、ひとつの真理を得ました。
ついては、最後不遜ついでに(笑)、この「ひとつの真理」についてお話しします。

私が得た「ひとつの真理」とは「あらゆる企業活動は、経営者が自らの意思で決断したことをやり切れば、必ず成功する」、ということです。
ここで言う「自らの意思で決断したこと」とは自らが心底達成を希求した目標(目的)、及び、その目標(目的)を高確率で達成すると自らが判断したプロセス(手段)のことです。

あいにく、私は、この真理の裏づけを合理的に説明することができません。
けれども、この真理を得るに至った主体験でしたら、以下を挙げることができます。



1.成功した企業は、経営者が自らの意思で決断を行った。
2.成功しなかった企業は、経営者が他者の意思をもとに決断を行った。
3.成功した企業は、経営者が決断したことを全てやり切った。
4.成功しなかった企業は、経営者が決断したことの多くをやり逃げした。
5.経営者の決断のやり切りは、成功の直接因子となる、社員の高品質な社外マーケティングのやり切りを強烈に促した。




収益向上の実現を心底希求する経営者が、この真理を再認識すると共に、この真理に基づいて経営を執行いただければ、望外の喜びです。


※参考記事
プロセスの実行を継続し切るのが難しい理由を考えるの巻
NHKスペシャル「日本野球は"宝の山"〜大リーグ経営革命の秘密」の録画を見るの巻
ザカティーコンサルティングの細谷功さんのセミナー<「地頭力」を鍛える〜問題解決に生かすフェルミ推定>へ参加し、人が目新しい方法論を探索してばかりいる原因を理解するの巻
かつての教え子のOさんから管理職に昇格した旨のメールをもらって嬉しくなる&自己変革の要所について再考するの巻


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