2007年02月17日

パワーアップ著しいつけめんTETSU(哲)にノックアウトされるの巻

d7bf3be2.JPGここでも述べている通り、今の私があるのは親友のお陰だ。
だから、私は、親友が上京し不肖私との面談を希望する場合、可能な限りお受けしている。

今日、親友のヤッシーさんが、彼女を連れて上京なさった。
もちろん私は、リスケジューリングして、お二人と面談した。

親友との面談に欠かせないのは会食だ。(笑)
美味しいものを食べながら知見を交わす&親交を深めるのは、私にとって最高の喜びだ。

会食する店は、親友の好み&今日の気分を勘案し、原則、私が決めている。
なぜならば、私は、それを、不肖私と面談してくださることに対するせめてものもてなしだと思っているから、だ。

今日私は、ヤッシーさんと彼女をつけめんTETSU(東京・千駄木)へお連れした。
つけめんTETSU(哲)を選んだのは、口内炎ができているヤッシーさんにとって、つけめんTETSUの美味つけ麺こそ、本日の最良のメニューであると考えたから、だ。
私たち三人が店に着くと、凡そ10人のお客さまが並んでいた。
つい先ほどまで雨が降っていたせいであろう、行列は休日の割に短かった。

まず、食券を買った。
今日は数ヶ月ぶりに、つけ麺にした。
しかも、特盛(400g/800円)。(笑)
午前中色々喋ることがあり、腹がかなり空いていたのだ。(笑)

話はそれるが、私がここ数ヶ月つけ麺をパスしてきたのは理由がある。
それは、ここ数ヶ月、私の舌が、中華そばを強く求めていたから、だ。(笑)
つけ麺に飽きたから、とか、つけ麺の味が不味く感じられるようになったから、では全くない。

行列の最後尾についてからまもなくして、店主のKさんの奥さまが登場した。
奥さまは、笑顔で、行列客のもてなし&食券の収集業務を全うしたほか、食券販売機に釣銭が残っていることのアナウンス&釣銭の返却を行った。
ちなみに、釣銭返却先は私だった。(笑)
私は、自分の間抜けさに呆れると同時に、奥さまが、お客さま満足を高めるべく、食券販売機の釣銭返却口にまで目を光らせていることに感心&感動した。

それから凡そ30分後、私たち三人は、店内へ招かれた。
中へ入ると、店主のKさんが、私の目を見ながら、笑顔で挨拶してくれた。
私も、Kさんの目を見ながら、笑顔で挨拶した。

私は、着座する前に、手荷物のリュックを通路の邪魔になりにくい位置に置いた。
というのも、手荷物が大きく、食事に差し支えると思ったから、だ。

着座して凡そ5分後、お目当てのつけ麺が配膳された。
私は、記念写真を撮り終えるや否や、食らいついた。(笑)

やはり、つけめんTETSUのつけ麺は美味い。
というのか、正確に言うならば、「私の舌とよく馴染む」。

スープは、魚に動物を掛け合わせていながらも、クド過ぎないどころか繊細ささえ感じられる。
独特のコシと粘り(?)感で評判の浅草開化楼製太麺とのハーモニーは抜群だ。
繊細さが増しているだけでなく、麺も口当たりが良くなっている(”ツルッ”と口の中に入っていく感が強まっている)ように感じられたため、Kさんにマイナーチェンジを実施したのではないかと尋ねたところ、スバリ正解。(笑)
私は、Kさんが、繁盛店であることにあぐらをかかず、お客さま満足を高めるべく、自分の舌を信じ、マイナーチェンジを繰り返すしていることに、いつものことながら感心&感動した。

tsukemen01

tsukemen02

つけ麺を堪能中、私はふと目を横にやった。
驚いた。

なんと、通路に置いた私のリュックに、手拭き用のペーパータオルが敷かれていたのだ。
これはKさんの奥さまのパフォーマンスに違いないと直感した私は、すぐさま奥さまに感謝&感激の意を述べた。
それに対する奥様の返答は、「当たり前のことですから!」。
私は、Kさんの奥さまが、お客さま満足を極大化するべく、「”その”お客さまが喜ぶ&助かることは何かないか?」と絶えず個客視点で自問自答&行動していることに強く感心&感動した。

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特盛をたいらげた私は、いつもの通り、焼き石をオーダーし、スープ割りを再加熱して飲み干した。
そして、美味満腹感に浸りながら、外で並んでおられるお客さまに早く入店していただこうと慌しく席を立ち、手荷物のリュックをピックアップしようとした。
また驚いた。

なんと、私にリュックを手渡そうと、調理スタッフさんがスタンバッていたのだ。
私は、そのスタッフさんに感謝&感激の意を述べた。
これに対するスタッフさんの返答は、「大したことありません。今日もありがとうございました!」。
私は、Kさんの奥さまのみならず、つけめんTETSUの全てのスタッフさんが、お客さま満足を極大化するべく、「”その”お客さまが喜ぶ&助かることは何かないか?」と絶えず個客視点で自問自答&行動していることに強く感心&感動した。

つけめんTETSUのスタッフさんは、いずれも負けず劣らぬサービスのプロフェッショナルだ。
メニューに自信を持っている店やそのスタッフは、えてして、サービスを舐めて&諦めてしまうが、つけめんTETSUのスタッフさんは違う。
私は、700円の客単価で、ここまで高品質なサービスを高確率に提供している店やスタッフさんを知らない。

つけめんTETSUのスタッフさんがいずれもサービスのプロフェッショナルであるのは、店主のKさん自身がプロフェッショナルであり、かつ、価値品質を究める自助努力を欠かさないから、だ。
昨秋以降、店主のKさんは、商品のみならず、サービスの品質について苦悩している。
でも、それがいいのだ。

チームのリーダーが、「こんなものだろう」や「まあ、これでいいか」と思った途端、チームが創出する価値の品質は下がる。
リーダーが「もっと、お客さまにご満足いただくんだ!」との情熱溢れる決意のもと、その時点における最適解を先頭に立って案出&実行する姿を見て、メンバーは本気になる。
そして、本気になったメンバーは、リーダーの決意を自らのものとし、最適解を主体的に案出&実行する(=自己ベストを尽くす)。
自己ベストを尽くしているスタッフを見て心が動かないお客さまは居ない。

試行錯誤を経て、つけめんTETSUは著しくパワーアップしていた。
商品のみならず、サービスの価値も、大きく向上していた。
私は、つけめんTETSUにノックアウトされた。

「ご馳走さまでした。今日も美味しかったです。また来ます!」。
店を出る前、私は、いつもよりも大きな声で、こう言った。
Kさんは、私の目を見ながら、入店した時よりも大きな笑顔&声で挨拶してくれた。
私は、大きな満足感を抱いた。

店を出て最寄り駅に向かう途中、私は、ヤッシーさんと彼女さんに満足度を尋ねた。
質問が終わる前に、彼女さんは、「美味しかったです〜!」と返答してくださった。
ヤッシーさんも同じ印象を抱いた旨をおっしゃってくださった。
私は、喩えようの無い喜びを抱いた。

今日は、私にとって、キャタリスト日和(?・笑)となった。
キャタリスト日和を増やすべく、私は今後も自助努力に励む所存だ。



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この記事へのコメント
おいしいつけ麺ごちそうさまでした。

哲さんのつけ麺はもちろんのこと、サービスにも大満足でした。
また東京に行く際は、是非行きたいので、一緒に行きましょう。
中華の某店も行きたいですねぇ。。。。うぅむ。行きたいお店が一杯(悩)

さて、それはそうと、哲さんはやっぱり浅草開化楼の麺だったのですね。
もちもち感といい、うまさといい個人のお店にしてはできすぎだなぁ。と思っていたのです。

私の地元にも浅草開化楼の麺を使ったお店がありますが、哲さんほど上手に使いこなせていませんでした。麺、スープともにそれぞれの個性が強すぎてけんかをしていました。
哲さんはとてもおいしい一杯になっていたので、改めてすごさを感じました。
こっちに店主引っ越してこないかなぁ・・・・
こっちのが生活環境いいのになぁ・・・・・ボソッ
Posted by ヤッシー at 2007年02月26日 21:20
ヤッシーさん

その節も多大なるお心遣いをありがとうございました。(礼)

> 哲さんのつけ麺はもちろんのこと、サービスにも大満足でした。
店主のKさんから、「お連れ様にも満足して頂いたようで大変嬉しく思います。」とのコメントを頂戴しています。
Kさんになり代わり、お礼を申し上げます。(礼)

> うぅむ。行きたいお店が一杯(悩)
是非是非悩んでください。(笑)

> こっちのが生活環境いいのになぁ
次回Kさんにお会いした際、伝言しておきますね。(笑)
Posted by at 2007年02月26日 21:34
ヤッシーさん 堀さんの会食の首尾を祝いつつ。

やはり 哲さんほど旨いつけ麺にはなかなか会いません。

旨さはもちろんなのですが、奥さんの接客は本当にハイクォリティですね。
路上に並んでいるとき列の前後でも話題に出ていましたが、この接客のために並んで立っていても、放っておかれている感がないため、不安感がありません。

私にとっても、実に参考にすべき点です。

暖かくなってきて、また つけ麺日和です。
Posted by しーほーす at 2007年03月03日 22:18