2007年08月26日

麻布十番納涼祭りへ行くの巻

70df6d4f.JPG麻布十番納涼祭りに30分ほど立ち寄った。

到着したのが20時と、終了時刻まであと一時間というのに、そこは、人、人、人だった。
私は、この祭りに毎年出かけている。
年々来場者が増えていると感じていたが、今年はとりわけ多かった。

来場者の多くは、20才台前半と思しき若い人だった。
若い人が、麻布十番という街に憧れ、お祭りという非日常を楽しみたい気持ちはよくわかる。

しかし、冒頭から恐縮だが、オヤジとして(笑)、若い人のみなさんにひとつお願いしたいことがある。
それは、「歩道の地面に座りこまないで欲しい!」ということだ。
たしかに、店へ入れば、相応のコストがかかる。
「お祭りの雰囲気を眼前で&腰をすえて感じたい!」という気持ちもわからないでもない。
が、「歩道の地面に座り込む」のは、お祭りに欠かせない”いなせ”感を大きく減退させる、マナー違反行為だ。

この行為は、昨年までも見られたが、本年は顕著だった。
若い人の来場構成比が飛躍的に高まったのは、このようなマナー違反行為に私らオヤジが不快感&恐れを抱き、来場を控えるようになったから、かもしれない。

来年(も)麻布十番納涼祭りへ来ようと思っている若い人のみなさん。
もし、「お祭りだから、無礼講でいいじゃん!」と考えているなら、申し訳ないが、その考えは改めて欲しい。(礼)

それはそうと、盆踊りのさまは圧巻だった。
私は、つい見入ってしまった。

太鼓を叩いていたのは女性だった。
彼女は、男性顔負けの、腰がしっかり入った見事な太鼓さばきを見せてくれた。
それにならって、多くの老若男女&外国人が、一心不乱に「死んだはずだよお富さん〜」と踊っていた。

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このさまは、正に圧巻だった。
それは、このさまが、このお祭りが多くの人から愛されていることを雄弁に物語っていたからだ。
私は、この場を借りて、”いなせ”な太鼓叩きさんと”いなせ”踊り手の各々に謝意を表したい。(礼)

その他、もうひとつ、つい見入ってしまったさまがある。
それは、グローバルダイニングが運営するラ・ボエム麻布十番店が、店頭の屋台でドンペリのグラス販売(2,000円/杯)をしていたさまだ。

多分このアイデアは、スタッフさんが案出したのだろう。
若くて笑顔の素敵なスタッフさんが、来場者に向かって元気に声がけしていた。

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彼らの声がけにのって、ある男性客が、「じゃ、五人分をこれで!」と一万円札をピッと出した。
彼らは、お客さまご一行がドン・ペリニヨンを一気に飲み干すさまを、ホストクラブとは異なり上品&健康的に(笑)はやした。

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このさまは、周囲を、そして私を、大いに沸かせた。
それは、このさまが、このお祭りとよく調和していたからだ。
私は、この場を借りて、”いなせ”な男性客と”いなせ”なラ・ボエム麻布十番店のスタッフさんの各々に謝意を表したい。(礼)

帰路、私は、ふと以下のように気づいた。

ラグビーでよく使われる言葉に、「One for all. All for one.」がある。
これは、スポーツはもちろんだが、お祭りにも当てはまるかもしれない。

私は、麻布十番納涼祭りへ行って気づきが得られるなど、つゆも思っていなかった。(笑)
来年はどんな気づきが得られるやら、今から楽しみだ。(笑)



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この記事へのコメント
4
麻布十番納涼祭り、懐かしいです。
10年ほど前、都内の会社に勤務していた時分には、大学時代の友人宅に宿泊したりしながら、祭りに出掛けたものでした。
今だにひび割れた音の業務用スピーカーで、東京音頭が鳴り響いているのでしょうか?(笑)

印象に残っているのは、オーストリア大使館の出店でした。
気の良さそうな眼鏡を掛けた白髪のおっちゃんが、怪しげな日本語で特産品を売ったりしていました。
友人が1万5千円だかの、うさぎの革で作った帽子を、2,000円値切って購入しましたが、その後、そのおっちゃんが書記官だか何だか、何しろ凄いエリートだったらしいという事を知り、驚愕したのも、今となると良い思い出です。
後は、蒸し暑い中だったので、ケニア・ビールも美味しかったです。
Posted by もえもえ at 2007年08月31日 21:48
もえもえさん

もえもえさんは、麻布十番納涼祭りのかつて常連だったのですね、素晴らしい!
昔をよく知る人からすると今のお祭りは必ずしも馴染みの良いものではないみたいですが、機会がありましたら、またお出かけになってみてはいかがでしょうか。
Posted by at 2007年09月01日 09:11