2007年09月11日

群馬県嬬恋村で催された”キャベチュー(キャベツ畑の中心で愛を叫ぶ)”から亭主が妻へ自分の愛情を言葉にして伝えることの意義を再認識するの巻

よく、「日本人の亭主は、妻へ自分の愛情を言葉にして伝えない」、と言われる。
だから、「キャベツ畑の中心で愛を叫ぶ」と銘打たれたイベントが、群馬県の嬬恋村(つまごいむら)で催されていたりする。
(※昨日、知人から、本イベントがフジテレビの「とくダネ」で報じられていた旨を聞きました。)

このイベントは、「キャベツ畑で、亭主が妻へ向かって愛している旨を叫ぶ」、というものだ。
内容はシンプルだが、叫ばれた妻さんはもちろん、観覧者へ大きなインパクトを与えたに違いない。

妻へ自分の愛情を言葉にして伝える。
この行為&意義を否定する亭主は、あまり居ない。
だが、この行為を実践していつ亭主も、あまり居ない。

なぜ、世の亭主の大半は、妻へ自分の愛情を言葉にして伝えないのだろうか?
これまでの人生経験から(笑)、私は、アトランダムに以下を思いついた。
1.愛情を言葉にして伝える必要性を感じないから。
(1)「自分の愛情は妻へ既に伝わっており、あえて言葉にして伝えるまでもない」と思っているから。
(2)妻が亭主から(どの程度)愛されているか不安を抱くことがあるのを想定していないから。
(3)↑は想定しているものの、「それは取るに足らない」や「誰しも(オレだって)そんなものだ」と思っているから。
(4)とりわけ女性は言葉による愛情表現で安堵を感じるのを知らないから。
(5)↑は知っているものの、「それは取るに足らない」と思っているから。
(6)「妻を安堵させることは、高確率で自分の安堵を達成する」と思っていないから。
(7)妻と(より)良い関係性を構築したい(持続させたい)と思っていないから。
(8)「自分の気持ちを妻にわかってもらいたい」と思っていないから。
(9)↑は思っているものの、「そこまでしてやることもない」と思っているから。
(10)言葉にして伝えるに足る愛情を妻に抱いていないから。

2.愛情を言葉にして伝える必要性は感じるものの、実践することができないから。
(1)そもそも、妻(女性)へ愛情を言葉にして伝えた経験が僅少だから。
(2)そもそも、妻(女性)へ愛情を言葉にして伝えるのに習熟していないから。

3.愛情を言葉にして伝える必要性は感じるものの、実践すると自分が不利益を被る(と思う)から。
(1)照れ臭さを感じるから。
(2)愛情を言葉にして伝えることは求愛と同義であり、【求愛する方(自分) < 求愛される方(妻)】という力関係になりかねない(と思う)から。

これらの真偽についてはわかるよしも無い。(笑)
しかしながら、まずまず真だったとすれば、この問題の根はなかなか深い。

決して自慢ではないが、私は、数年前から、できる限りマメに(笑)、妻(※かつては彼女)へ自分の愛情を言葉にして伝えている。
このことに全く習熟していなかった私がこのことに努めるようになったのは、数年前、公私に渡る友人のTさんから以下をレクチャーいただいたことがキッカケだ。

家庭円満のひけつは、家内と娘を一日一回ギュッと抱きしめて、『愛してるよ』と言うことです。
私は、出張しない時、M(※奥さまのお名前)とR(※令嬢のお名前)を、必ず一日一回ギュッと抱きしめます。
そして、(相手の)目を見ながら、「M、愛してるよ。」「R、愛してるよ。」と言います。
(Mさん&Rさんは)照れたり、恥ずかしがったりしますが、それはポーズです。(笑)
(Mさん&Rさんは)内心、結構喜んでいるです。
堀さんも、是非彼女にやってみるといいですよ。(笑)

当時私は、かつて自分が意思決定した離婚の主因はコミュニケーション不足にある、と思っていた(※今でも思っている)。
T家の円満ぶりもよく知っていたので、このTさん流愛情表現法(笑)をすぐさま実行に移した。
彼女は今や妻となり、彼女との関係は円満だ(と私は思っている)。(笑)

かつて一世を風靡した角川映画の宣伝コピーに、「読んでから見るか、見てから読むか」、というものがあった
このフレームで”キャベチュー”を宣伝するなら、「叫んでから幸せになるか、幸せになってから叫ぶか」、となろう。(笑)

成人男性たるもの、それなりの理由はあると思う。
が、このコピーに心が少しでも動いた亭主さんは、叫ばなくとも、小声で伝えてみてはどうだろう。(笑)
幸福になれることはあっても、不幸になることはまず無いだろうから。


※”キャベチュー(キャベツ畑の中心で愛を叫ぶ)”関連ブログ
キャベチュー完了
キャベチュー〜イベントハイライト編
キャベチュ〜Food編
キャベチュー〜マスコミの気になるところ編〜



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この記事へのコメント

こんにちは。
ステキな試みですね。

私も一度失敗してようやく気づいた秘訣です。
今では毎日実行していますよ(笑)。
おかげでとても円満です。

人によっては 最初は恥ずかしいかもしれないけど
やり始めると 大丈夫です。
うまくいきますよ。

そうそう。
彼女(奥さん)の誕生日(等、色々な機会を設けて)に
花束抱えて「いつもありがとう」と感謝することも大事ですね。
Posted by luxmann at 2007年09月11日 22:56
luxmannさん

> 今では毎日実行していますよ(笑)。
> おかげでとても円満です。
なんと、luxmannさんも叫んでおられたのですね!
同志ですね!(笑)

> 彼女(奥さん)の誕生日(等、色々な機会を設けて)に
> 花束抱えて「いつもありがとう」と感謝することも大事ですね。
次回挑戦してみます。(笑)
効果的(笑)かつ素敵な実践例をお教えいただきありがとうございます。(礼)
Posted by at 2007年09月12日 05:01
確かに毎日お出かけorお帰りなさいのkissをしていた頃は
夫婦円満。

特別亀裂が入って居る訳でもないですが
かなり相手に無関心な夫婦に・・

感謝の気持ちや愛情表現は見習わなければいけない所ですね。
他人へ愛想を振りまくより
家族への愛情表現がまず第一って所でしょうか。

トライ欧米化
Posted by nao at 2007年09月18日 09:20
naoさん

こんにちは、堀です。

> かなり相手に無関心な
甚だ恐縮ですが、naoさんご夫婦におかれましては、ここがボトルネックのように感じます、
ここに対して予め有効な解決策が案出&実行できなければ、いくら欧米化され相応の愛情表現を実行しても、状況は好転しないような気がします。
色々大変だと思いますが、再考されるようお勧めいたします。(礼)
(※余計なお世話事につき、ご気分を害されましたら、謝ります。)
Posted by at 2007年09月18日 11:36