2007年10月15日
羽生善治さんがNHK杯で中川大輔さんから大逆転勝利した様に心が動かされる&触発されるの巻
先ほど、昨日放映されたNHK杯テレビ将棋トーナメントの対局(羽生善治さん×中川大輔さん)録画を観た。
本対局は、ここ最近観戦した将棋の中で一番心が動かされた&触発された内容だった。
それはなぜか。
主な理由は以下の三つだ。
本対局は、ここ最近観戦した将棋の中で一番心が動かされた&触発された内容だった。
それはなぜか。
主な理由は以下の三つだ。
一つ目の理由は、「敬愛する羽生さん”が大逆転”にて勝利したから」、だ。
解説をしていた名棋士の加藤一二三さんなど、思わず、驚愕の声(「あれ、あれ、あれれれれ、これおかしいですね。トン死ですね。・・・NHK杯史上に残る大逆転ですね。」)をあげていた。(爆)
(※当時の状況&棋譜は、末に付した「ニコニコ動画」及び「将棋道楽家さんが書かれたブログ記事」にてご確認願います。)
私は、自分がドラマチックな結果に弱い(→故に”ドラマオタク”なのか?笑)のをつくづく思い知った。
二つ目の理由は、「<加藤さんも絶体絶命と判断した>&<30秒以内に次の手を指さなければいけない>状態でも、羽生さんは勝負を諦めなかった(最善手を案出し抜いた)から」、だ。
負け(完全失敗)を自認せず、勝つ(成功)するまでやり続ける(ベストを尽くし抜く)こと。
私は、これがプロフェッショナルの要件であるのをつくづく思い知った。
三つ目の理由は、「羽生さんの<絶体絶命下でのベスト尽くし>&<過去”羽生マジック”を繰り出しての最高七冠保有>が、中川さんに次善手(緩手)を指させしめたから」、だ。
甚だ恐縮だが、私は、本対局の結果を、「中川さんが、羽生さんの勝負姿勢&実績を前に畏怖と圧力を感じ、自ら崩壊してしまった」、とも解釈した。
私は、実績では劣る弱者が強者と勝負をして勝つには、強者以上にベストを尽くし抜くのはもちろん、合理性を超えた自信&勢いが要るのをつくづく思い知った。
現在竜王を保有している渡辺明さんは、自著「ボナンザVS勝負脳―最強将棋ソフトは人間を超えるか」の中で、羽生さんを「現時点における最強棋士である」旨評している。
私は、これに心から同意すると共に、今日羽生さんから頂いた触発を自分の公私に活かす所存だ。
<関連記事>
「決断力」(羽生善治・著)を読むの巻
羽生善治さんの講話を聴くの巻
第66期将棋名人戦第五局の大盤解説を朝日新聞社で見るの巻
「決断力」と「混迷の時代を往く」を再読し羽生善治さんが強い理由を考えるの巻
羽生善治名人が第58回NHK杯の決勝戦で森内俊之九段に逆転勝利したさまを見て、人対人の勝負を決するのが感動力であるのを改めて気づかされるの巻
「棋士羽生善治(写真:弦巻勝)」を読むの巻
羽生善治さんが出演している「未来のためのQ&A」を見て、「羽生さんに将来総理大臣になっていただきたい」旨改めて切望するの巻
▼その他記事検索
トップページ < ご挨拶 < 会社概要(筆者と会社) < 年別投稿記事/2007年
解説をしていた名棋士の加藤一二三さんなど、思わず、驚愕の声(「あれ、あれ、あれれれれ、これおかしいですね。トン死ですね。・・・NHK杯史上に残る大逆転ですね。」)をあげていた。(爆)
(※当時の状況&棋譜は、末に付した「ニコニコ動画」及び「将棋道楽家さんが書かれたブログ記事」にてご確認願います。)
私は、自分がドラマチックな結果に弱い(→故に”ドラマオタク”なのか?笑)のをつくづく思い知った。
二つ目の理由は、「<加藤さんも絶体絶命と判断した>&<30秒以内に次の手を指さなければいけない>状態でも、羽生さんは勝負を諦めなかった(最善手を案出し抜いた)から」、だ。
負け(完全失敗)を自認せず、勝つ(成功)するまでやり続ける(ベストを尽くし抜く)こと。
私は、これがプロフェッショナルの要件であるのをつくづく思い知った。
三つ目の理由は、「羽生さんの<絶体絶命下でのベスト尽くし>&<過去”羽生マジック”を繰り出しての最高七冠保有>が、中川さんに次善手(緩手)を指させしめたから」、だ。
甚だ恐縮だが、私は、本対局の結果を、「中川さんが、羽生さんの勝負姿勢&実績を前に畏怖と圧力を感じ、自ら崩壊してしまった」、とも解釈した。
私は、実績では劣る弱者が強者と勝負をして勝つには、強者以上にベストを尽くし抜くのはもちろん、合理性を超えた自信&勢いが要るのをつくづく思い知った。
現在竜王を保有している渡辺明さんは、自著「ボナンザVS勝負脳―最強将棋ソフトは人間を超えるか」の中で、羽生さんを「現時点における最強棋士である」旨評している。
私は、これに心から同意すると共に、今日羽生さんから頂いた触発を自分の公私に活かす所存だ。
<関連記事>
「決断力」(羽生善治・著)を読むの巻
羽生善治さんの講話を聴くの巻
第66期将棋名人戦第五局の大盤解説を朝日新聞社で見るの巻
「決断力」と「混迷の時代を往く」を再読し羽生善治さんが強い理由を考えるの巻
羽生善治名人が第58回NHK杯の決勝戦で森内俊之九段に逆転勝利したさまを見て、人対人の勝負を決するのが感動力であるのを改めて気づかされるの巻
「棋士羽生善治(写真:弦巻勝)」を読むの巻
羽生善治さんが出演している「未来のためのQ&A」を見て、「羽生さんに将来総理大臣になっていただきたい」旨改めて切望するの巻
▼その他記事検索
カスタム検索
トップページ < ご挨拶 < 会社概要(筆者と会社) < 年別投稿記事/2007年
この記事へのトラックバックURL
この記事へのトラックバック
NIKKEI NETで面白いコーナーがある。
テーマは、「スポーツから学ぶ経営戦略」で、その中心となるポイントは「勝利への執念(Desperate efforts to win)」である。
スポーツとは多少異なる分野であるが、羽生善治氏が取材対象になっており、「面白い」、「決断力」に...
羽生善治にとっての「変化」、「面白い」、「決断力」とは【ウェザーコック風見鶏(VOICE FROM KOBE)】at 2007年11月25日 10:04
当ブログでも取り上げざるを得ないだろう。
先週日曜日に放映された第57回NHK杯将棋トーナメント2回戦。
羽生二冠vs中川七段の一局である。
HHK杯史上最大の逆転劇(解説の加藤九段・談)が起こった。
私も幸いにして歴史的一局の目撃した一人であるが、...
【将棋】第57回NHK杯将棋トーナメント2回戦・羽生二冠vs中川七段【TOEIC990点を目指す。】at 2007年10月19日 21:38
この記事へのコメント
私も同放送を見て、手に汗握りながら驚愕したクチです。
寝ぼけマナコで見始めたのですが、終局は本当に見応えがありました。
本当に久しぶりに、羽生魔術を見たという感じです。
個人的には、絶対に永世名人を手にして欲しいんですが、今期のA級戦も微妙な位置なんですよね‥‥‥。
(現状、羽生さんは二勝一敗。既に四勝無敗の方がおられる状況)
Posted by もえもえ at 2007年10月16日 18:28
もえもえさん
もえもえさんも将棋を指されるのですね〜。
しかも、私と同じ、羽生ファンのご様子。(笑)
もえもえさんに一層親近感がわきました!
私は、羽生さんはが早晩永世名人になることを確信しています。
それも、誰もが認める、史上最強の永世名人に!
そうでなければ、世の中、何か間違っているのではないでしょうか。(笑)
もえもえさんも将棋を指されるのですね〜。
しかも、私と同じ、羽生ファンのご様子。(笑)
もえもえさんに一層親近感がわきました!
私は、羽生さんはが早晩永世名人になることを確信しています。
それも、誰もが認める、史上最強の永世名人に!
そうでなければ、世の中、何か間違っているのではないでしょうか。(笑)
Posted by 堀 at 2007年10月17日 07:26
ご返信、恐縮です。m(_"_)m
今は将棋を指す事は、ほとんどありません(汗)。
プロの対局をテレビなどで見ながら、「次はこの手じゃないかなぁ」などと、
勝手に想像しながら愉しんでいるレベルです。
堀さんに対局を申し込まれたら、間違いなく不戦敗‥‥‥(笑い)。
が、羽生二冠のファンであるのは間違いありません。
二冠なのに不調などと言われてしまう羽生さんが、やはり好きですねー。
今は将棋を指す事は、ほとんどありません(汗)。
プロの対局をテレビなどで見ながら、「次はこの手じゃないかなぁ」などと、
勝手に想像しながら愉しんでいるレベルです。
堀さんに対局を申し込まれたら、間違いなく不戦敗‥‥‥(笑い)。
が、羽生二冠のファンであるのは間違いありません。
二冠なのに不調などと言われてしまう羽生さんが、やはり好きですねー。
Posted by もえもえ at 2007年10月18日 00:08
もえもえさん
こんにちは、堀です。
レスをありがとうございます。(礼)
> 堀さんに対局を申し込まれたら、間違いなく不戦敗‥‥‥(笑い)。
それは神のみぞ知ることです。(笑)
ちなみに、私の現時点における将棋へのスタンスは、もえもえさんと同じです。(笑)
> 二冠なのに不調などと言われてしまう羽生さんが、やはり好きですねー。
me tooです!
棋士としてはもちろんですが、ビジネスマンいや人間としてとても魅かれます。
私も、彼のような人間になりたいです!
こんにちは、堀です。
レスをありがとうございます。(礼)
> 堀さんに対局を申し込まれたら、間違いなく不戦敗‥‥‥(笑い)。
それは神のみぞ知ることです。(笑)
ちなみに、私の現時点における将棋へのスタンスは、もえもえさんと同じです。(笑)
> 二冠なのに不調などと言われてしまう羽生さんが、やはり好きですねー。
me tooです!
棋士としてはもちろんですが、ビジネスマンいや人間としてとても魅かれます。
私も、彼のような人間になりたいです!
Posted by 堀 at 2007年10月18日 06:33