2008年05月17日
久米繊維工業の久米信行社長とご縁を深めさせて頂くの巻
人は、同じようなことを同じようにようにやっている。
だが、成果が出せる人も居れば、成果が出せない人も居る。
前者と後者を分かつものは何か?
もちろん、「資質があるか否か」はある。
だが、それと同じか、それ以上に大きいのは、「主体的にやっているか否か」であり、つまるところは、「自分の頭で考えているか否か」だ。
なぜなら、「自ら進んでやる」行動と「やらされている」行動とでは成果が出る確率が真逆であり、かつ、「自ら進んでやる」には予め「行動目的の達成を心底希求すること」、即ち、「行動目的を自分の頭でコミットすること」が欠かせないからだ。
だから、リーダー、とりわけ企業経営者にとって欠かせない資質は、「自分の頭で考えるよう他者を誘発できること」だ。
「あなたは、なぜ、○○が××だと思う?」。
直接、間接の別なく、社員へこの問いを適切なタイミングに投げられる企業経営者は、高確率で、主体性に富んだスタッフさんを擁することができ、お客さま満足を、ひいては収益を持続的に向上させることができる。
私は、昨日、この資質に富む企業経営者とご縁を深めさせていただく好機を得た。
その企業経営者とは、Tシャツネット製販のパイオニアであり、「メール道」&「ブログ道」でお馴染みの久米信行さん(久米繊維工業株式会社代表取締役)だ。
だが、成果が出せる人も居れば、成果が出せない人も居る。
前者と後者を分かつものは何か?
もちろん、「資質があるか否か」はある。
だが、それと同じか、それ以上に大きいのは、「主体的にやっているか否か」であり、つまるところは、「自分の頭で考えているか否か」だ。
なぜなら、「自ら進んでやる」行動と「やらされている」行動とでは成果が出る確率が真逆であり、かつ、「自ら進んでやる」には予め「行動目的の達成を心底希求すること」、即ち、「行動目的を自分の頭でコミットすること」が欠かせないからだ。
だから、リーダー、とりわけ企業経営者にとって欠かせない資質は、「自分の頭で考えるよう他者を誘発できること」だ。
「あなたは、なぜ、○○が××だと思う?」。
直接、間接の別なく、社員へこの問いを適切なタイミングに投げられる企業経営者は、高確率で、主体性に富んだスタッフさんを擁することができ、お客さま満足を、ひいては収益を持続的に向上させることができる。
私は、昨日、この資質に富む企業経営者とご縁を深めさせていただく好機を得た。
その企業経営者とは、Tシャツネット製販のパイオニアであり、「メール道」&「ブログ道」でお馴染みの久米信行さん(久米繊維工業株式会社代表取締役)だ。
私は、久米さんにお会いするや否や、久米さんがこの資質に富んでおられることを確信した。
というのも、お会いして(※一対一でちゃんとお会いするのは昨日が初めて)10分も経たない内に、久米さんが以下の旨のお話をしてくださったからだ。
先日、子供を連れて、行楽地へ出かけた。
子供とトイレに入ろうとした時のこと。
トイレは清掃中だった。
(※中略)
私は、トイレを出る時、子供に、清掃スタッフさんへ、「ありがとうございました!」と言うよう促した。
子供は、言われた通り実行した。
すると、清掃スタッフさんも、子供へ「ありがとう!」と言ってくださった。
そこで私は、子供に、「清掃スタッフさんは、なんで、『ありがとう!』と言ってくださったと思う?」、と質問をした。
(※以下省略)
私は、久米さんのこの問いにとても感心した。
なぜなら、このタイミングでのこの問いは、お子さんにとって、他者の気持ちを「自分の頭で考える」効果的な誘引&好機となったに違いないからだ。
聞けば、久米さんは、この資質を社員さんにも大披露なさっていた。
セールスディレクターのKさんは、ショールーム初訪問の私に、笑顔で、居住地や趣味(自転車)の雑談を交えながら、久米繊維工業の競合優位(※)や展示品の特徴について詳細かつ熱心に説明してくださった。
Kさんが、海のものとも山のものともわからない私を個客としてハートフルにもてなしてくださったのは、Kさんご自身の資質&努力&モチベーションによるところがもちろん大きいが、久米さんのこの資質によるところも少なくないだろう。
ちなみに、私は、Kさんのハートフルな説明を聞いている内に、↓のTシャツが欲しくなってしまった。(笑)
あいにく、このTシャツは某デザイナーさんの委託展示物(=非売品)だったため、この気持ちは叶わなかった。(涙)
が、↓のオリジナルオーガニックコットンTシャツを頂戴でき、一件落着(?・笑)した。
「自分の頭で考えるよう他者を誘発できること」。
私は、昨日、久米さんが、このシンプルでいて、かつ、稀少性の高い資質を大披露してくださったお陰で、いつもよりも頭が回転したような気がしている。(笑)
私は、この場を借りて、久米さんにこの件&その他厚いおもてなしの数々に改めてお礼を申し上げると共に、次回は久米さんにこの資質を披露できるよう努めたい。
※<久米繊維工業の競合優位例>
1.ミシンメーカーの人も思わず唸ってしまう、Tシャツ作りウン十年の日本人熟練工さんが創っていること。
2.日本人の体型を知り尽くしているので、着心地の良い製品が作れること。
3.検品の精度を高くしているので、お客さまに良品のみをお届けできること。
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この記事へのコメント
Tシャツネタ、楽しく拝読させていただきました。
衣料品は、亜細亜各国での生産に移管されて久しいですが、私は日本製に捨てがたい魅力を感じます。(価格で折り合えば、未だに日本製を選択購入してます)
自らの実体験ですが、今から20年以上前に伊勢丹で母が購入してくれたTシャツ(勿論、日本製)、何と未だに現役で着られるのです。
購入価格もそれなりに(確か5,000円とかだったかな?)したのですが、裾のほつれも形崩れもなく、20年以上着られましたから、結果的にハイ・コストパフォーマンスでした。
何が凄いって、洗濯を繰り返して生地が薄くなり、向こう側が透けて見えるようになっているのにも関わらず、破れやほつれがない所。
生地や縫製の基礎がしっかりしているからなんでしょうけど、このような時間を経て分かる良さというのが、日本の物作りの神髄ですね。
その心意気に、「うん!」と膝を打つ瞬間です。
Posted by もえもえ at 2008年05月22日 21:57
もえもえさん
こんにちは、堀です。
いつも有意義なコメントをありがとうございます。(礼)
もえもえさんのお考え、私も同感です。
今のような時代だからこそ、良いモノを、永く、大事に使いたいですよね!
自分と製販者の双方がハッピーになることですから!
それと、もえもえさんのお母さまも素晴らしいお考えの持ち主ですね!
やはり、「親子は似る」ということですね。(笑)
お母さまの益々のご健勝を祈念しております。(礼)
こんにちは、堀です。
いつも有意義なコメントをありがとうございます。(礼)
もえもえさんのお考え、私も同感です。
今のような時代だからこそ、良いモノを、永く、大事に使いたいですよね!
自分と製販者の双方がハッピーになることですから!
それと、もえもえさんのお母さまも素晴らしいお考えの持ち主ですね!
やはり、「親子は似る」ということですね。(笑)
お母さまの益々のご健勝を祈念しております。(礼)
Posted by 堀 at 2008年05月22日 22:49
迅速なご返信、ありがとうございます。m(_"_)m
また、母にまでお心遣いいただき、恐縮です。
ワーキング・プアな身の程もわきまえず、日本製にこだわるのが正しいかどうかという話もありますが(汗)、衣類を筆頭に、日用雑貨やその他モロモロ、手間隙とお金を惜しまなければ、大抵は日本製のモノを手に出来るという事には、やはり驚嘆を禁じ得ません。
何でも内製しちゃう器用な国民なんだよなぁ、と思うと同時に、脈々と技術を受け継いでいる企業や職人さんは、ホント、尊敬に値します。
結局、丹精込めて作られている「本物」を見抜くだけの目を、我々消費者は持ち得ているのだろうか?という所に、話は帰結して来るのかもしれません。
企業や職人さんが幾ら努力しても、それを認めてくれる人=消費者が不在であれば、事業の永続は難しいですよね。
‥‥‥と、偉そうな事を騙れるほどの身分か!?というツッコミは、なしでお願い致します(汗)。
Posted by もえもえ at 2008年05月23日 00:22
もえもえさん
またも有意義なコメントをありがとうございます。(礼)
> 結局、丹精込めて作られている「本物」を見抜くだけの目を、我々消費者は持ち得ているのだろうか?という所に、話は帰結して来るのかもしれません。
> 企業や職人さんが幾ら努力しても、それを認めてくれる人=消費者が不在であれば、事業の永続は難しいですよね。
これまた同感です。
製販者に「本物」を持続的に供給してもらうには、我々消費者が真贋を見極められる目を持続的に磨くこと、並びに、それを促す情報を製販者が持続的に提供することが不可欠ですからね。
我々は、これまで、商品の真贋に対して無頓着過ぎました。
頓着するのは価格ばかりで。(笑)
また、製販者は、消費者をタカをくくっていたと思います。
「真贋など、どうせわかりゃしない」って。(笑)
お互い、反省すべきは反省し、やるべきことはやりたいですね!
またも有意義なコメントをありがとうございます。(礼)
> 結局、丹精込めて作られている「本物」を見抜くだけの目を、我々消費者は持ち得ているのだろうか?という所に、話は帰結して来るのかもしれません。
> 企業や職人さんが幾ら努力しても、それを認めてくれる人=消費者が不在であれば、事業の永続は難しいですよね。
これまた同感です。
製販者に「本物」を持続的に供給してもらうには、我々消費者が真贋を見極められる目を持続的に磨くこと、並びに、それを促す情報を製販者が持続的に提供することが不可欠ですからね。
我々は、これまで、商品の真贋に対して無頓着過ぎました。
頓着するのは価格ばかりで。(笑)
また、製販者は、消費者をタカをくくっていたと思います。
「真贋など、どうせわかりゃしない」って。(笑)
お互い、反省すべきは反省し、やるべきことはやりたいですね!
Posted by 堀 at 2008年05月23日 06:48