2008年06月08日

第66期将棋名人戦第五局の大盤解説を朝日新聞社で見るの巻

e0d786f4.JPG一昨日、私は、森内俊之名人羽生善治二冠が挑戦する第66期将棋名人戦第五局の大盤解説を見に、朝日新聞社(東京都中央区)を訪れた。
理由はもちろん、「敬愛する羽生さん永世名人になる歴史的瞬間に立会いたかったから」、だ。(笑)


私が朝日新聞社に到着したのは、およそ20時。
それから30分ほどして、羽生さんが投了。
残念ながら、本懐は遂げられなかった。(涙)

羽生さんは、名実共に現将棋界の第一人者だ。
私は、羽生さんが第六局又は第七局のいずれかを勝利し、永世名人の称号を得られるよう祈念して止まない。
羽生さんを敬愛する一ファンとして、6月17日に催される第六局の大盤解説会にも、できる限り訪れたい。

ついては、名人戦大盤解説会の運営について、日本将棋連盟朝日新聞社へ以下の二事項をリクエストしたい。
下手の横好き&大盤解説初体験者&無料入場者の不遜な私見だが、参考にしていただけると幸いだ。(礼)


【1】解説用の盤面を見易くして欲しい!

開場が18時のところ20時頃ノコノコ訪れたため、最初の15分は入り口付近で立ち見を強いられた。
立ち見はキャパ上不可避であり、特段辛くなかった。
が、盤面が会場スペースに対して小さく、盤上の駒(の動き)が見えないのは、辛かった。
オペラグラスを持参していた方も居られたが、彼らは<大盤解説熟練者>であり、かつ、<将棋熱烈ファン>であろう。
<大盤解説初心者>や<仕事帰りのぶらり客>といった<将棋一般ファン>にそれを求めるのは酷ではないだろうか。
<将棋一般ファン>は<将棋熱烈ファン>予備軍だ。
<将棋一般ファン>に優しい運営は、日本将棋連盟と朝日新聞社にとって、短期的にはコストにしかならないが、中長期的には収益をもたらすだろう。
盤のサイズを大きくするとか、PCとプロジェクターを活用して盤面を拡大投影するとか、壇上の模様を中継したモニターを会場内に複数個置くなどして、解説用の盤面を見易くして欲しい!


【2】対局風景を同時(リアルタイム)中継して欲しい!

社会人がタイトル戦の大盤解説を平日の会社帰りにわざわざ見に行くのは、「差し手や結果をいち早く知りたいから」ということに加え、私がそうだったように(笑)、「”その”対局に立会いたいから」、さらに言えば、「『自分は”その”対局の歴史的証人になった!』と思いたいから」ということも含まれるのではないだろうか。
正直なところ、自分はそうだった。(笑)
対局風景の同時(リアルタイム)中継は、棋譜速報の有料サービスと干渉したり、【1】と同様、日本将棋連盟と朝日新聞社にとって、短期的にはコストにしかならないが、中長期的には収益をもたらすだろう。
該当サービスのデモ&プロモーションを兼ねるなどして、対局風景を同時(リアルタイム)中継して欲しい!


★追伸★
今回生まれて初めて大盤解説を見ることができたのは、もえもえさんの告知のお陰だ。
もえもえさんのお心遣いに対し、この場を借りてお礼を申し上げたい。(礼)



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この記事へのコメント
3
追伸で名前まで挙げていただき、恐縮の一語です。m(_"_)m
多少なりとも堀さんのお役に立てたのであれば、嬉しい限りです。
羽生さんには、先手番である次局で是非‥‥‥ですね。

PS:
堀さんは朝日新聞社にモノ申されておりますが、私はNHKにモノ申したい気分です(笑い)。
枠の確保が難しいのでしょうが、どうにも生放送の時間が中途半端でして‥‥‥。
一度くらいは、二日目の夕食休憩明けからの生中継をお願いしたいです。
Posted by もえもえ at 2008年06月09日 21:49
もえもえさん

こんにちは、堀です。
いつもお気遣いをホントありがとうございます。(礼)

> 羽生さんには、先手番である次局で是非‥‥‥ですね。
はい!是非・・・です!

> 一度くらいは、二日目の夕食休憩明けからの生中継をお願いしたいです。
なんとそうなんですか!
これが無いと、生放送の価値は半減しますよね!
もえもえさんが”もえもえ”するお気持ち、拝察いたします。(礼・笑)

<将棋(熱烈)ファン>増加策は何気でまだまだありそうですね!
将棋連盟その他各メディアは<将棋(一般)ファン>の目線で頑張ってもらいたいものです!
Posted by at 2008年06月10日 07:35