2008年07月31日

「インターネットと生涯教育」ブロガーミーティングへ参加するの巻

私は、過日、ブログネットワーク運営会社のAMN(アジャイルメディア・ネットワーク)が主催した、「インターネットと生涯教育」なるブロガーミーティングへ参加した。

協賛は、ソフトバンクの子会社であり、日本初のインターネット大学のサイバー大学(株式会社日本サイバー教育研究所)
趣旨は、サイバー大学の取り組みをタタキに、インターネットを使った教育&学習のあり方や可能性を探ること。
ミーティングの内容についての詳細は、以下をご覧いただきたい。

★7月23日(水)「インターネットと生涯教育」ブロガーミーティングの開催(AMNブログ)
http://agilemedia.jp/blog/2008/07/723.html

★「インターネットと生涯教育」 ブロガーミーティングにご参加頂き、ありがとうございました(AMNブログ)
http://agilemedia.jp/blog/2008/07/post_88.html

★「今、学びたい人をネットでつなぐ、まじめな大学」:サイバー大学のキャッチコピーを考えてきた(本ミーティングで隣席させていただいた”プロフェッサー”一戸さんのブログ)
http://shinyai.cocolog-nifty.com/shinyai/2008/07/post_a2c9.html

サイバー大学の取り組みについて私が感心したのは、以下の事項だ。
<1>今やコモディティであるPCとインターネットで全て完結できる(=実際に学校へ行かなくて済む)こと。
<2>学位の取得を希望せず、特定の科目のみ<21,000円/単位>で履修できる制度(=科目等履修生)を設けていること。
<3>学生から寄せられた質問に24時間以内に回答していること。
<4>科目毎にメンターを置き、メールと電話で学生をエンカレッジしていること。
<5>SNSを設置し、不足しがちな学生間の交流を補っている&促していること。
<6>学生の出席率、並びに、単位の取得率が共に80%と高いこと。

人が大学へ行く一般的な理由は、「学位が欲しいから」だろう。
だが、ビジネスが広範化&複雑化し、かつ、長寿化が進んだ今、「今知りたいから!」→「今学びたいから!」というのも、それなりにあるのではないだろうか。
もちろん、前者と後者は、緊急性と必要性においてレベルが違う。
が、「今学びたい!」という個人の切なる欲求が、年齢、立場、資産、場所、時間の別無く叶えられるのは、個人はもちろん社会にとっても有意義だと思う。
(だから、サイバー大学のキャッチコピーを「今学びたい人をネットでつなぐ大学」と考えた。本件の詳細は一戸さんのブログをご覧いただきたい。)

余談だが、4年前に逝去した母は、終生向学心に富んでいた。
高校生の時の成績はかなり良く、卒業式では総代を務めた。
地元の宇都宮大学への進学を希望したようだが、結婚と引き換えに諦めた。
年をとってからも、体の自由がきく頃は、PC&インターネットを介して、短歌と俳句の添削を受けていた。
もし今生きていれば、サイバー大学へ入学していたかもしれない。

本ミーティングの帰路、私が自問自答したのは、以下の事項だ。

【1】「今学びたい!」という欲求が容易に叶う今、ビジネスマンにとって、「知っている」という状態は、もはや優位なポジションと言えないのではないか。
【2】ビジネスマンが自らのポジションを優位に保つには、「知っている」という状態を、「実践できる(している)」とか「活用できる(している)」という状態へ昇華させることが有効ではないか。インプットしたことをアウトプットできる人は僅少なので。

「よく学び、よく使う」。
私は、デキるビジネスマンになるヒントを授けてくれたサイバー大学とAMNに、心から感謝したい。(礼)



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 こんにちは、サイバー大学事務局の大木です。 2007年に開学したサイバー大学で
2008年はサイバー大学の飛躍の年【サイバー大学 事務局ブログ】at 2008年08月09日 06:49