過日、友人の不入斗（いりやまず）さんが、ご自身のブログで私のことを紹介してくださった。
きっかけは、不入斗さんが書いたある記事に私がコメントを投稿したことだ。

不入斗さんは、私より一年人生の先輩だ。
自動車部品メーカーの労働組合業務に長年従事なさった、利害（人間関係）調整のプロだ。
他者の異なる立場や事情を理解（斟酌）し、折り合いをつける妙＆資質に、キャタリストとならんとしている私は、常日頃敬服している。

不入斗さんが私を紹介くださった記事は、お心遣いに溢れていた。
私は、とても光栄に、とても嬉しく思った。（感涙）

記事の中で、ひとつ驚いたことがあった。
それは、不入斗さんが私とのメールのやり取りの中で「勉強になるな！」感を抱かれていたことだ。
不肖私のメールがそんな感を与えていたとは、不入斗さんから聞かされるまで、私は予想だにしなかった。

メールのやり取りをする中で、自分が勉強をさせていただいているような
感覚を覚えることがあります。平たく言うと単なるトモダチメールではないんです。
私の中では(^^;)ですが・・・。

※「不入斗のブログ：コメントをいただきました（2008年10月29日付記事）」から引用。

もちろん、不入斗さんがこうおっしゃってくださった多くが、お気遣いであるのは承知している。（笑）
が、不入斗さんとのお付き合いがかれこれ五年に渡ることから、お気遣い以外の部分も多少あるのではないか、と都合良く解釈した次第だ。（笑）

なぜ、不入斗さんは私とのメールのやり取りの中で「勉強になるな！」感を抱かれていたのか。
私は、理由を二つ想起した。

一つ目の理由は、「問題意識や興味を公私の別無くたくさんお持ちだから」、だ。
不入斗さんは、お仕事に加え、車、ギター、食べ物（笑）、接客サービス、地域活動等々、公私の別無くたくさんの問題意識や興味をお持ちだ。
問題意識や興味を公私の別無くたくさん持っているからこそ、アンテナが縦横無尽に張り巡らされ、結果、立場や事情を異にする他者の話を聞いて「勉強になるな！」感を抱いたり、他者の利害を理解（斟酌）する機会に恵まれるのではないか。

二つ目の理由は、「異なる立場や事情を異にする他者を全面尊重＆受容なさるから」、だ。
不入斗さんは、仕事、性別、年齢、生い立ちが全く異なる人を見事なまでに全面的に尊重し、受容なさる。
他者を全面尊重＆受容なさるからこそ、自分には無いモノの見方や考え方が収集でき、結果、立場や事情を異にする他者の話を聞いて「勉強になるな！」感を抱いたり、他者の折り合いを付ける機会に恵まれるのではないか。

こうして考えてみると、「今のオレには知ったことではない！」とか「立場や事情が全然違うアイツの話なんか聞くだけ無駄！」といった旨の思考＆行動習性がいかに機会損失を招くか、そして、人間関係調整能力がいかに機会獲得に役立つか、が改めてよくわかる。
チャンスを得るも失うも、全て自分次第なのだ。

ブログで私を紹介くださったばかりか、有意義な勉強機会を提供くださった不入斗さんに、この場を借りて改めてお礼を申し上げたい。（礼）
友人として今後も永くお付き合いいただけたら、望外の喜びだ。（敬礼）



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