2009年01月09日

京菓子工房都(都食品有限会社)の高桑慎吾社長にステークホルダー満足を高める意義と行動習慣を再認識させていただくの巻

Sさんという友人が居る。
Sさんは、中国古典とワイン(笑)に長けた、保険セールスのプロフェッショナルだ。
私は、Sさんがワインで赤面させながらあるべき経営&マーケティング論を熱く語るさまを、愛して止まない。(笑)

Sさんの紹介でご縁を授かった人が居る。
中国古典研究家の守屋淳さんしかり、京菓子の製造&販売を手がける京菓子工房都(都食品有限会社)の高桑慎吾社長しかり、だ。

私が高桑さんに魅かれたのには、確たる理由がある。
「社員が自分に直言してくれる会社風土を大事にしたいと思っています!」。
こう高桑さんは、社員さんの満足と直言を担保することでお客さまの満足を担保したい旨の自らの経営哲学を、初見の私に笑顔で明言してくださったからだ。
当時賞味させていただいた京菓子「花かずら大納言」は、とりわけ美味しかった。(笑)

昨日、私は高桑さんからメールを頂戴した。
私が送付した年賀状に対するお心遣い溢れる返信だ。
(前略)
年末は体調を崩されていたようですが、良くなられましたでしょうか?
そんな大変な中、年賀状をありがとうございました。
全て手書きなんですね、インパクトありました。
なかなか出来ないですことです。
実は私も31日に年賀状を出しましたので遅れて届いたかと思います。。。

ところで、この前東京でSと会いましたのですが、また堀さんともお会いしてお話したいですね!
昨年はご出張の際にご都合が会わなくて残念でしたが、是非今年はご都合の宜しいときで結構ですので、東京か京都でお会いできますと嬉しいです。

またお会いしました時に色々教えてやってくださいませ。
(以下省略)

予め白状しておくと(笑)、私の手書き年賀状は大したものではない。
何よりまず、字が大変汚い。(笑)
それでもなお私が数年来年賀状を全て手で書いているのは、こだわりに過ぎない。(笑)
ITの発展に伴い、宛先の多くは年賀メールへ移行させていただいている。
ついては、年賀状を出すのであれば、「DM(ダイレクトメール)」ではなく「私信」を出したい。
であれば、相手の尊顔を想像しながら一枚一枚手で書くのが、最善とは言えないまでも、ソコソコ良策なのではないか、と。(笑)

お客さま満足の高い企業を経営するには、お客さまと社員に限らず全てのステークホルダーへ心遣いと言行一致を全うし、ステークホルダー満足を高め、直言を全方位的に担保するのが有効だ。
私は、頂戴した返信を一読するや否や、高桑さんが先述の経営哲学を実践なさっているさまをうかがうと共に、本事項を再認識した。
有意義な再認識を促してくださった高桑さんへ、この場を借りてお礼を申し上げたい。(礼)



★参考(?・笑)情報/高桑社長から頂戴した上記記事の感想メール

From: 都食品有限会社
Sent: Friday, January 09, 2009 11:46 PM
To: 堀_キャタリスト
Subject: Re: 【お礼】年賀状への返信メール

(前略)
ブログ拝見させて頂きました。。。
いやいやちょっと私のこと誉め過ぎです。。。
私自身に問題がたくさんあり、従って会社にも問題がたくさんある状態です。
お客さま&社員満足も本当にまだまだなんです。
その不肖私のことをこのように良く書いて頂きまして本当に嬉しいのですが、高桑がお客さま&社員満足の高い企業の経営者であると誤解をされたり、またそのための素晴らしい行動習慣を身に付けている人間であるかのように誤解されるとまずいですので、お手数ですがタイトルだけでもそのような誤解を受けないものに変えて頂けると助かります。。。
ただ私のことを肯定的に見ようとしてくださる堀さんのお気持ちは本当に嬉しいです!
ありがとうございます。

堀さんがお会いした時の私の話を覚えていてくださったのには驚きました。
随分と日が経ってましたのに、本当に嬉しいです!
偉そうなことを申しましたものの、まだまだ至らないことが沢山あり、そのようにあるべく心がけておるつもりですが、自分の間違いに自分ではなかなか気付けないものですから。。。
だからこそ更に社員も含む周りの人が諫言・直言をしてくださるような自分でないといけないのですが、自分で書きながら耳が痛いです。
(以下省略)



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