今日、日本は、韓国を降し、ワールド・ベースボール・クラシック（WBC）を連覇した。
連覇を決めたのは、ご存知の通り、イチロー選手が延長10回一死二、三塁で放った二点タイムリーヒットだ。

私は、野球非精通者であり（笑）、イチロー選手のgood jobに水を挿す気は毛頭無い。
が、それでも勝手に物申させていただけるなら（笑）、あの場面で韓国がイチロー選手と真っ向勝負したのは誤りではないか、と思っている。

もちろん、あの場面でイチロー選手を仕留めることは、韓国のチームメンバーのみならず韓国国民にとって、様々な意味で大きな喜びとなろう。
しかし、最優先すべきは、結果的に日本を仕留めることだ。
調子が必ずしも良くないとはいえ、イチロー選手は世界一のバッターだ。
この場面でイチロー選手と真っ向勝負するのは、イチロー選手に功績の好機を与えるのと等しく、高確率で日本を仕留め損なう。
空いていた一塁へ敬遠四球でイチロー選手を歩かせ、次打順の中島選手と真っ向勝負するのが賢明だったのではないか。

とはいえ、こんなことは、韓国の金寅植監督も十二分に考えていたに違いない。
真っ向勝負は、その上での成算的決断だったのだろう。
野球非精通者の私が勝手に物申すのも、これまた誤りなのかもしれない。（笑）

ただ、この決断が実のところやはり誤りであり、誤決断の最大因子が「向こう30年〜」や「屈辱的〜」といったイチロー選手のこれまでのメディア向けコメントにあるならば、野球非精通者の私もしかと見習いたい。
好機を得、功績を収めるには、実力の向上に持続的に努めると共に、独自価値の伝播に積極的に努めるのが不可欠かつ有効であることの最高の教示だからだ。

とにもかくにも、私は、good jobを果たしてくれたイチロー選手に心から敬意を表すと共に、感動と自信を与えてくれた原辰徳監督以下日本のチームメンバーに心から謝意を表したい。（敬礼）





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