2009年10月02日

新型レッツノートの「タッチ&トライ」イベントへ訪れて、新型への代替案が一時凍結になるの巻

2275bb1a.JPG「第17回脳の世紀シンポジウム(於:有楽町マリオン)」へ参加し、羽生善治さんのあり難いお話を頂戴した後のこと。
私は、有楽町駅前で手配りされていた新型レッツノート/Let'snoteの資料から、四駅先の品川駅の改札内で新型レッツノートのデモイベント「レッツノートタッチ&トライ」が本日から三日間催行されるのを知りました。

私は、2005年からレッツラー(=レッツノートの愛用者)です。(笑)
レッツノートは、持ち運びにとても便利です。
今使っている旧型のW2も、まだ重宝しています。
ただ、寄る年波には勝てず(笑)、パフォーマンスが相対的に低下してきました。
そこで、近々現行型(W8)又は新型(S8)に代替しようと思っていたところでした。

配布資料によると、新型レッツノートの一番のウリは、高性能CPUの搭載によるパフォーマンスの大幅向上です
しかも、この資料を持参してイベントへ訪れると、粗品が頂戴できます。(笑)
私は、山手線に乗車後、パナソニックにうまく誘導されている感を抱きつつも、意気込んで品川駅で途中下車し(笑)、イベントスペースへかけつました。
※ご参考:「レッツノートタッチ&トライ」イベント模様のレポートブログ
「ThinkPad信者、Let'snoteを見に行くの巻/せうの日記」
http://ch00288.kitaguni.tv/e1392024.html

イベントスペースに入るや否や、スタッフさんがデモを勧めてくださいました。
私は、まず、有楽町の駅前で配布されていた資料をキッカケにここへ訪れたことと、自分がW2ユーザーであることを言いました。
そして、「新型のパフォーマンスは、実際に使ってみてすぐにわかるくらい向上しているんですか?」と尋ねました。
すると、スタッフさんは、「私たちも今日が初めてなので、よくわかっている者が居ないんですよね」と、途中下車した意気込みとコストが台無しな回答をしてくださいました。(涙)

次に、私は、「パフォーマンスの向上度合いを確かめたいのですが、何か好都合なテストはありますか?」と尋ねました。
すると、スタッフさんは「うーん」と固まってしまいました。(涙)

致し方無いので、私は、「では、テストになるかどうか怪しいですが、YouTubeにアクセスして、ダウンロードのスピードをテストしてみてもいいですか?これ、今ネットに繋がっているんですよね?」と尋ねました。
すると、スタッフさんは「はい!どうぞ!」とコメントくださいましたが、その機種も、その隣の機種も、そのまた隣の機種も、原因はわかりませんが、ネットに繋がっていませんでした。(涙)
そのまたまた隣の機種はネットに繋がっていましたが、設定が出荷時のままだったため、YouTubeにはアクセスできたものの、動画をダウンロードすることはできませんでした(←Flash Playerの事前インストールが必要)。(号泣)

私は、パフォーマンスのテストを断念することにしました。(涙)
そして、このままだと途中下車した意気込みとコストが完全に台無しになるので、使用上気になりそうな変更箇所のみ確認することにしました。

まず、私は、「新型のモニターは、スクエアからワイドに変更されましたが、同じ12インチで比べると、タテとヨコがおおよそ何センチ伸び縮みしたのでしょうか?」と尋ねました。
すると、スタッフさんはフリーズなさいました。(汗)
私は、カバンの中から旧型のW2を取り出し、新型と並べて目測しました。

次に、私は、「新型のモニターはワイドですが、プロジェクターに繋げた場合、両端が切れたりしないのですか?また、そもそも、ビジネスユースのレッツノートを新型でワイドにしたココロは何なのですか?」と尋ねました。
すると、スタッフさんは、前者については「えーと」と資料をパラパラめくりながら(汗)「このように、OSXPにした時は大丈夫ですが、WINDOWS7にするとダメですね」と回答してくだいましたが、後者については明確には回答してくださいませんでした。(涙)

その次に、私は、「ハードディスクの交換方法は、現行のW8と同様、ワンタッチのカートリッジ方式ですか?」と尋ねました。
すると、スタッフさんはまたもフリーズなさいました。(汗)
でも、横で聞いていた別のスタッフさんが、「そうです、同じ方式です」と回答してくださいました。

最後に、私は、途中下車した意気込みとコストを少しでも回収すべく(笑)、「これ(資料)を持参すると、粗品が頂戴できるみたいなのですが・・・」と言いました。
すると、スタッフさんは、「はい!マグカップとUSBメモリーとパソコンバックのいずれがよろしいですか?」とコメントくださいました。

マグカップはペアではありませんし、USBメモリーは容量を確認してもらったところ(汗)僅か1ギガだったので、私はパソコンバックをリクエストしました。
すると、スタッフさんは、「こちらをどうぞ!」とパソコンバックを箱のまま手渡しくださいました(※冒頭の画像が現物です)。

さすがにA4用とはいえ箱に入ったパソコンバックはそのまま手で持つには大きかったので、私は「この後も移動しなければいけないので、これが入る手提げかせめてビニール袋でも頂けませんか?」と言いました。
すると、スタッフさんは、荷物置き場の中をひと通り探してくださいましたが、「すみません、何もありません」とコメントくださいました。

私は、新型の一番のウリでありかつ自分の一番のカイである向上したパフォーマンスを体感することなく、大きな箱をかかえて「レッツノートタッチ&トライ」イベントを後にしました。
途中下車に要した意気込みと20分ものコストの回収は、殆ど叶いませんでした。(涙)
新型(S8)への代替案は、一時凍結になりました。

なぜ、パナソニックは、大のオヤジ(笑)を有楽町から品川まで連れ出すことには成功したものの、新型レッツノートの購入意欲を高めることには失敗したのでしょうか。

表層的な理由は、既におわかりの通り、「準備不足」です。
たしかに、イベント初日は何かと厳しいでしょう。
しかし、来場者は相応の期待とコストかけて来場するわけですから、〔購入意欲の最大化〕というゴールが関係スタッフ一人一人に強く認識され、ゴールを逆算した接客プロセス/商品知識/施設設営などの準備がお客さま目線で部門横断的かつ十二分に想定&完遂されていて然るべきです。

根源的な理由は、「社員の動機付け不足」です。
たしかに、パナソニックに占めるレッツノートの利益貢献度合いはさほど高くないでしょう。
しかし、新型は、既存ユーザーから授かった利益や株主から託された資金をもとに開発されたわけですから、経営者はそのことと〔初期ヒットの達成〕というゴールを社内コミュニケーションや業績評価体系から関係社員一人一人に強く認識させ、彼らに見込客の期待が良い意味で裏切れるマーケティングプロモーションを実行させて然るべきです。

真に根源的な理由は、「顧客満足ひいては収益の獲得/向上に対する経営者の無貪欲さ&無切迫感」なのですが、これを話し始めると長くなるので今日は止めておきます。(笑)
とにかく、私の残念な出来事が、あなたさまに対岸の火事として一蹴されなければ幸いです。(笑)



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