2013年12月02日

東京モーターショー2013に行き、美人の圧倒的少数に幻滅するも、奥山清行さんの新作ヤンマーYT01とBMW MINIのブースを満喫するの巻

DSCF1296私は「美味しいモノは最後に食べる」派です。(笑)
一番の原因は、私が意地汚く、小市民だからですが(笑)、「終わり良ければ全て良し」派(笑)であることに加え、「美しいモノ&ヒトに目が無い」派でもあることも大きいです。

そんな私の「目が無い」美しいモノの最たるは、車です。
私は、もう少しで50才になるというのに、依然年甲斐も無く、フェラーリ、ランボルギーニ、マセラティの車とすれ違うと、最低7秒は見とれ、欲求を新たにします。(笑)
真に美しい車は速く、真に速い(=ソノ気になれば、安心安全で速く走れる)車は美しいのです。
真に美しい車は廃れず、時を越えるのです。
そして、真に美しい車はしばしば美人に喩えられ、その存在と欲求は同じく説明が要らないのです。(笑)

過日、私は東京モーターショー2013に行ってきました。
前回(2011)はパスしましたが、今回は静岡から無沙汰の友人が来ることもあり、行ってきました。
しかし、残念なことに、あまり楽しめませんでした。
なぜでしょう。
直接の原因は、モーターショーに行く前に、スケジュールの都合で「フェラーリ vs ランボルギーニ in ヴィーナスフォート」へ行ってしまったからです。
私は年甲斐も無く、普段ないし予想していた以上にフェラーリとランボルギーニに、それも手の届く距離でじっとしてる(笑)、エンツォカウンタックといった格別の美人たちに、心をすっかり奪われてしまいました。(笑)

fr01fr02

lg01lg02
(その他の画像→facebookアルバムGoogle+アルバム

なので、その後モーターショーに行っても、正に心ここに在らずで、「チーズはどこへ消えた?」ならぬ、「美人はどこへ消えた?」という気持ちでいっぱいでした。(涙)
やはり、美味しいモノは最後に食べなくてはいけません。(苦笑)

チーズはどこへ消えた?
スペンサー ジョンソン
扶桑社
2000-11-27


しかし、根本の原因は、美人が圧倒的に少なかったからです。
たしかに、遠目では美人だらけでしたが。彼女たちの99%は「若く(→目新しく)演出された」美人で、流行のモデルや女子アナの如く、底の浅さと既視感が随所に垣間見れました。
スポーツカーに「スポーティな演出」が要らない様に、美人に演出は要らないのです。
私たちの脳にはみな感性が在り、先述の通り、真に美しい車はその存在に説明が要らないのです。
美人の演出は、自らが本質的な美しさを欠いているのを自認、公言している様なものです。

周知の通り、現代は飽食の時代です。
然るに、勝ち組の食品メーカーや飲食店は、「舌と歯と鼻で食べる」のは勿論、「目で食べ」、「脳で食べる」モノを、即ち、「単に胃袋を満たす」モノではなく、「心を満たす」モノを創っています。
現代が飽食の時代なのは、車も同じです。
自動車メーカーはもっともっと、「目と脳で運転する」車を、即ち、美人を創る必要があります。

私が唯一楽しめたのは、先述のエンツォをデザインした奥山清行さんの新作ヤンマーYT01と、BMW MINIのブースです。
YT01は正に美人トラクターで、農家を、農業を、農作物を、ひいては食文化をカイゼン&改革する原動力に成るに違いなく、私は興奮しきりでした。
また、BMW MINIのブースはMINI独自のやんちゃな世界観がいっぱいで、そのコンセプトと表現が秀逸かつ同期この上無く、私は感心しきりでした。

DSCF1277
(その他の画像→fbアルバムG+アルバム

DSCF1321
(その他の画像→fbアルバムG+アルバム



私は先日偶然、「週間プレイボーイ」を100万部売った島地勝彦編集長のドキュメンタリー番組(「全身編集長」)を見たのですが、当時島地さんは部下の編集者を、「オレたちは、男の人生を丸ごと面倒見るんだ。オレたちが創っているのは、雑誌ではなく文化だ!」と叱咤なさっていました。
自動車メーカーはもっともっと、美人と併せて独自の世界観を、更に、文化を創る必要があります。



▼その他記事検索
カスタム検索

トップページ < ご挨拶 < 会社概要(筆者と会社) < 年別投稿記事/2013年 

この記事へのトラックバックURL