2004年08月07日

「東京ラブストーリー」柴門ふみ(著)を読むの巻

8264504e.jpg図書館へ出向いたら、「東京ラブストーリー」がたまたま目に入った。
これも何かの縁だと思い、借りてきて、10数年ぶりに読んだ。
この本における柴門氏のメッセージのひとつは「好きな人と、一緒に生きることができる人は必ずしも同じではない」ということなのだろう。
氏は、当時このメッセージにかなり入れ込んでいたのではないだろうか。
この本の前に書かれた「同・級・生」においても、このメッセージは唱えられている。

同・級・生 (小学館文庫)
柴門 ふみ
小学館
1995-09


私自身、氏のこのメッセージについては同意、共感できる。
しかしながら、「同・級・生」はマイフェバリットであるものの、「東京ラブストーリー」はどうにも好きになれない。
というか、自分の中でうまく解釈することができない。

たしかに、人との出会いと別れに明確な理由などない。
理由らしきものがあったとしても、それは単に後付けに過ぎない。

永尾完治は関口さとみがずっと好きだった。
もはや、彼にとって彼女は青春の一ページというよりも、アイデンティティそのものだった。

彼が彼女と結ばれる紆余曲折の間に、赤名リカは割り込んできた。
彼は関口に対する思いを意識&無意識的にもわかっていながら、リカを受け入れ(ようとし)た。
でも、彼は結局それができなかった。

このようなことは正直言って経験もあるし(笑)、ある意味日常茶飯事のことだと思う。
だから、この本は多くの読者から支持されたのだろうが、私からすると目新しさというか、気づきが無い。
何かもうひとひねり欲しかった・・・それが、10年ぶりにこの本を読んだ私の本音だ。

ただ、もしかすると、この本が今だに好きになれないのは、単にこの本を題材にしたドラマが好きでなかった(←鈴木保奈美のプロモーションフィルムみたいなので)からだけかもしれない。(笑)




東京ラブストーリー Blu-ray BOX
鈴木保奈美
ポニーキャニオン
2015-02-18




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この記事へのコメント
5
人は必ずしも一番好きな人、一番好きだった人と一緒にいることができない。その通りですね。
Posted by exa at 2013年04月26日 21:30
exaさん

こんにちは、堀です。
コメントをお寄せくださり、また、私の所感に共感くださり、恐縮かつ嬉しく思います。

exaさんのお考えも、正にその通りですね。(笑)
一番好きな人、一番好きだった人とは一緒になれない、もしくは、なっても持続しないからこそ、それを叶えてくれる映画や小説に、私たち凡人は終生魅かれるのではないでしょうか。

exaさんの恋愛論&人生論から、不肖私、元気を授かった気がします。(笑)
機会があれば、続きをお聞かせ願います。(礼)

堀 公夫
Posted by 堀@キャタリスト at 2013年04月26日 22:43