2004年08月19日

吉乃翔の和昼食食べ放題を食らうの巻

923f5ddf.jpgお盆休みを利用して兵庫県からご上京されたMさんと、虎ノ門にある和食料理屋吉乃翔で昼食(食べ放題)をとった。
結論から言うと、このお店は評判に違わぬ優良店であった。

なぜ私はそう感じたのか?
それは、税込み1,050円とは思えぬ食材の質と種類の豊富さだけに留まらない。
客単価が1,000円の割りには、店員さんの言葉遣いや立ち振る舞いが洗練されている。

いくつか例示をする。
お客様が少なくなったのを見計らうや、相席だった我々に席の移動を勧めてくれた。
2時を過ぎても(※午後2時までが昼食の入店可能時刻で、2時40分まで在店可能とのこと。)、我々に退店を促すどころか、デザートのお代わりを店員さんが笑顔で持ってきてくれた。
1時半頃入店した我々は、かえって良い目に遭えたようだ。(笑)

あと、入店前の「待ち」時に店員さんから配布された店舗紹介状(※A4のペーパー。詳しくは画像をご覧頂きたい。)がもたらしたインパクトも大きい。
そこには、このお店がどうして1,000円で高品質な和昼食の食べ放題ができるかが合理的且つ熱く記述されている他、それに伴うお客様へのお願いごとも書かれていたりする。

どんなお店であれ、提供できるサービス及びその品質には限界がある。
そこで、自店が持つべきそれらを明確に定義し、限りある資源を集中的に投入することが経営となる。
ただ、それだけでは経営は成立しない。
お店がやろうとしていること及びその方向性に心酔して下さるお客様が必要だ。
それには、提供可能なサービス及びその品質は勿論のこと、自らの経営理念をお客様に明示し、お客様の理解と共感を得なければならない。
入店前に店員さんが配布する店舗紹介状は、吉乃翔にとって、これらを果たす大きな役割を背負っており、私はそれにハマッてしまったようだ。(笑)

とにかく、このお店には感心した。
是非また機会を見つけて行ってみたい。



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この記事へのコメント
Horiさん、こんにちは!

これはいいお店を教えてもらいました!僕も行ってみようと思います!
Posted by たかし at 2004年08月26日 01:37
これはいいですね。
店の質は勿論。
手持ち無沙汰な待ち時間に店の一部情報開示と信条を読ませる。
活字中毒で、待ち時間になるとメニューを何度も読んでしまう私には効果的です(笑)
 人は知る環境にない情報を得ることはなかなか機会のないものです。
 店に誠実な印象を抱かせる効果を感じさせるのではないでしょうか。

 是非一度 行ってみたくなりました。
ご紹介ありがとうございます。
Posted by しーほーす at 2004年09月02日 23:29